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災害時の支援物資の調達方法って知ってる?

こんにちは!J:COM安心安全チーム、神奈川担当の小澤です!
今回ご紹介するのは、「今宿つくし自治会」の皆さん!
今宿つくし自治会は、神奈川版の『こちらJ:COM安心安全課』で「災害時に一人の命も見逃さない」取り組みをご紹介しました!
(こちらのYouTubeをご覧ください☆)


今回は、2024年に新たに始めた取り組みを紹介!

今宿つくし自治会

災害時の支援物資を迅速に!

2024年1月1日に起こった能登半島地震。
最大震度7を観測した地震の影響で、建物や住宅が倒壊・焼失し、多くの方が避難生活をせざるを得ない状態です。そんな中、重要になってくるのが、支援物資の調達です。
 
横浜市での支援物資の配布は、各地にある地域防災拠点でおこなう事になっています。
物資の配布方法は、それぞれの地域防災拠点で異なりますが、今宿つくし自治会の地域防災拠点「東希望が丘小学校」では、個人ではなく自治会単位で配布してもらう必要があります。
そのため、市では災害時に各自治会に「避難者カード」を配り、各世帯の家庭状況を把握する為の作業をおこなっています。

しかし、今宿つくし自治会の佐々木会長には、ある疑問がありました…
「能登半島地震の被害をテレビで見て、災害が起こってから、世帯人数を確認するのでは絶対に間に合わないと思った。みんな自分の事で精いっぱいで、こんなカードを書く余裕もないかもしれない。だからこそ、自治会で事前に家庭状況を把握し、有事に備える必要があると思った」

今宿つくし自治会 佐々木会長

そこで今宿つくし自治会では、全世帯に入居人数の確認用紙を配布し、事前に確認するようにしました。それがこのカードです↓

入居人数の確認用紙
用紙をポスティング中

このカードの記入欄は、入居人数とおむつやミルクが必要な乳幼児の人数、食物アレルギーなど最低限で済むように工夫されています。
住民たちはカードを記入後、班長宅に投函。自治会で集計がおこなわれました。

2月半ば、佐々木会長に確認したところ、任意提出にも関わらず約8割の方が用紙を返信してくれた!とのこと。
また、残りの世帯については会長が直接電話し、世帯人数やアレルギーなどを確認。ほぼ9割の世帯情報を集めることができたそうです!

災害時、何があるか分からないからこそ「今宿つくし自治会」の様に
事前にできることを実行し、有事の際に備えておくことが大切ですね!

取材協力:今宿つくし自治会

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