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化学工場で緊迫の消火・救出訓練

J:COM安心安全チーム、関西担当の中西です。

毎年6月の危険物安全週間に合わせて、大阪市消防局が市内の事業所で実施している危険物火災合同訓練を取材しました。

荒川化学工業 大阪工場(大阪市鶴見区)

2024年6月6日(木)荒川化学工業 大阪工場に、荒川化学工業のスタッフと消防署の隊員あわせて90人が集まりました。
化学薬品を扱う工場ということで通常の訓練では登場しない車両も参加しました。

泡消火剤を積んだ「化学車」も参加

消防到着前の活動

午後3時 危険物製造所1階で火災が発生し1階と屋上にスタッフが取り残されているとの想定で訓練が始まりました。
消防へ通報のあと すかさず自衛消防隊が初期消火を始めます。

工場内の貯水槽から移動式ポンプで汲み 放水する自衛消防隊

消防車両が続々到着

通報を受けて、タンク車、化学車、はしご車等 合計6台の消防車両が到着し、救助・消火活動が行われます。

耐熱服を着た隊員が要救助者を救出する様子
はしご車と化学車が同時に放水する様子

訓練のあと荒川化学工業大阪工場の竹下工場長と大阪市鶴見消防署の中山署長がそれぞれ訓示を述べました。

(左)荒川化学工業大阪工場 竹下忠男 工場長 (右)大阪市鶴見消防署 中山健 署長

中山署長

消防が到着するまでにタイムラグがあります。そこで重要となるのが自衛消防隊の初動です。また、到着した時点での状況確認においても「どこで火が出ているか?」「どこに人が取り残されてるのか?」などを伝えて頂ければ、消防隊の活動がスムーズになります。

竹下工場長

大阪工場ではこれまでにも危険物安全週間に合わせて訓練を行ってきました。今回の訓練で出た課題については振り返りを行い、次の訓練へのレベルアップに繋げていけたらと考えています。安全操業・安定操業は我々の責務であり、地域の皆様の願いでもあります。災害につながるリスクの高い危険物を扱っているという自覚を持ち、有事の際は迅速に対応できるよう訓練を積んでいきたいと思います。

消火器訓練をする荒川化学工業スタッフ

初期消火の大切さ

強力な消防車両と訓練を積んだ隊員たちはとても頼りになる存在です。
ただ、消防隊の到着までに自分たちがどう行動するかで火災の広がり方が大きく異なります。
化学工場に限らず、私たちも消火器の使い方を確認しておくなど できることを備えておきたいですね。

取材協力:荒川化学工業株式会社、大阪市消防局、大阪市鶴見消防署