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日頃の備えが「お守り」に!パワースポットで起こった「奇跡」とは

J:COM安心安全チーム、埼玉担当の山本です!
今回、私は自然豊かな埼玉県秩父市に行ってまいりました。
関東でも有数のパワースポットとして有名な三峯神社にうかがうためです。

三峯神社はこの上にあります

パワースポットの奇跡とは?

なぜ、三峯神社に来たかと言いますと、何でもパワースポットならではの「ある奇跡」があったと伺ったからです。そしてその「奇跡」は「安心安全」に大きく関わっているお話であると。そんな噂を聞きつけて、早速取材にやってきたというわけです。

三峯神社 御社殿

三峯神社・御社殿の厳かな感じはいかにもパワースポット。荘厳な佇まいから立ち上るオーラが見えるように感じます。
境内には樹齢800年と言われるご神木、ご縁が叶う「えんむすびの木」などがあります。


山中剛さんと磯野純一さん

今回、とある「奇跡」のお話を伺ったのは、禰宜の山中剛さん(左)と権禰宜の磯野純一さん(右)。「奇跡」の話とはAED(自動体外式除細動器)にまつわるお話でした。


とある「奇跡」のお話をしてくださった山中さん

AEDの購入直後に…

6年前にAEDの購入をした山中さん。
その「奇跡」はAEDを購入した直後に起こったということです。

参拝者が多かった寒いある日、お守りなどを求める人で賑わう社務所の前で、一人の男性が倒れました。
「倒れた!」という声を聞き駆けつけると、倒れた男性はイビキをかいていたとの事。※死戦期呼吸の状態


救急車の到着は待てない状況!

三峯神社の場所は急いで救急車を呼んだとしても、到着するまでに約40分を要する山の中。
たまたま近くに看護師の人がいたために、人工呼吸や胸骨圧迫(心臓マッサージ)を行ってくれましたが、脈拍は遅くなる一方です。

救急車を待っている時間は無いと山中さんは判断し、温かい社務所内の応接室に男性を運び入れ、AEDを使い心肺蘇生を行うことを決意。


AEDによる蘇生を試みた磯野さん

近くにいた磯野さんは、社務所内に設置してあるAEDを即座に持ってきて、心肺蘇生を開始しました。
AEDの講習も当時は受けていなかったという磯野さんは…

「AED内に入っている電極パッドのイラストを見ながら胸に貼り、あとはボタンを押すだけだったので簡単でした」

…と淡々とその時を語りました。


実際に使用したAED

「AEDを扱うのに躊躇しませんでしたか?」と聞くと、「これで助かるのであれば…」とこちらも淡々と…。
何気に「昔、スポーツされてましたか?」と聞くと、なんと陸上部だったとの事。結構、陸上の大会などでも倒れたりしている人を見るからかな…などと推測。ちなみに、現在はボルダリングで体を鍛えているそうです。


淡々と…は冷静さの裏返し  冷静な対応が功を奏しました

AEDのボタンを押し、電気ショックが終わると、男性の脈は無事正常に戻りました。
その後、特に異常もなく無事帰宅できたそうです。さっきまで意識を失い、脈拍が遅くなる一方だった男性が…奇跡的に蘇生しました!

その後も何度かAEDを使用する機会があったという三峯神社では、定期的にAEDの講習を受け、全員がAEDを使えるように努めているそうです。


AEDが常備されている三峯神社

三峯神社では、AEDがあることで救急に対する職員の意識が上がったそうです。最後に、「磯野さんにとってのAEDとは?」と聞いたところ…

「お守りのような存在です」


…と静かに話していました。

近年、街中でも見かけるようになったAED。
いざという時にみんなが使えるようにしておきましょう!


取材協力:秩父 三峯神社
     日本赤十字社埼玉県支部


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