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【3分動画】火災に立ち向かう町の知恵:街中消火器プロジェクト

火災発生時における消防車の課題

火災が起こると、私たちは消防車がすぐに駆けつけてくれることを期待します。しかし、道幅の狭い路地にある住宅で火災が発生した場合、消防車が通れず初期消火が遅れることがあります。初期消火が遅れると火災が拡大する恐れがあり、とても大きな問題です。

下関市伊崎地区の取り組み

山口県下関市の伊崎地区では、昭和初期の風情が残る細い路地に木造住宅が多く並び、一旦火災が起こると燃え広がりやすい状況にあります。
消防車が通れるための最低限の道幅は4m以上と言われていますが、伊崎地区の路地はこれを満たしていません。そこで、地域住民は独自の解決策を講じました。

地域全体で初期消火体制の構築

伊崎地区の自治会は、自費で路地に48カ所の消火器を設置。さらに個人宅40件にも消火器を購入してもらいました。これにより、地域全体で初期消火ができる体制を整えることができました。消火器があるだけで住民に安心感を与え、万が一の火災にも迅速に対応できるようになります。

消火器の使用訓練と実際の効果

伊崎地区では消火器をスムーズに使えるように定期的に訓練を実施しています。実際に過去、小さな火事が発生した際には、消防車が到着する前に住民が消火器を使って火を消し止めることに成功しました。
初期消火の重要性と住民の意識の高さが大火事を未然に防ぎ、街全体の安全に貢献しています。


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