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高校生が1年かけて防犯活動

J:COM安心安全チーム、神奈川担当の島田です!

近年、スマートフォンを使った青少年の犯罪被害が増えていますよね。
こども家庭庁が実施した「令和5年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、自分専用のスマートフォンを使っている割合は、小学生70.4%、中学生93.0%、高校生では99.3%に達しています。

また、「令和5年の犯罪情勢」(警察庁)によると、SNSに起因する犯罪被害にあった子どもの数は1,663人となっています。
こうしたスマートフォンを通じた青少年の犯罪と被害を防ぐために、高校生が啓発活動を行う防犯ボランティア委員の委嘱式がおこなわれました。

委嘱式の様子

大和商業高等専修学校の有志生徒による防犯ボランティア活動は、大和警察署が学校側に提案したことがきっかけ。学校側にとって、学業以外にも学べる機会が設けられることから実現しました。

委嘱式に参加した大和商業高等専修学校の皆さん

大和警察署管内では、SNSを通じて薬物購入や闇バイトに繋がった案件のほか、スマートフォンの画面に夢中になり、ながら歩きでの事故も発生。
こうした被害にあわないように、また加害者にならないように、委嘱された31人の高校生ボランティアが、街頭キャンペーンなどを通じて啓発活動を来年3月末まで行います。

委嘱状を受け取った3年生の代表は、地域をより良い街にしたいと意気込みを語っていました。

委嘱状を受け取った3年生代表

委嘱式後は、サイバー関連ポスターやスマートフォンの使い方を啓発するポスター撮影を実施。
近年、スマートフォンを通じた犯罪が増えている事から、学生がスマートフォンを眺めている様子をイメージして撮影していました。
撮影した写真は、ポスターやチラシ、警察署のSNSなどで活用されるということです。

ポスター撮影の様子

大和商業高等専修学校の生徒が1年間かけて、様々な場所で活動をします。今後の高校生の活躍に期待したいですね!

取材協力:大和商業高等専修学校 大和警察署