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【3分動画】災害時にショートメールを最大活用

災害時の情報共有には何が有効なのでしょう?

のどかな田園を有する茨城県常総市中妻町・根新田町内会(94世帯)では、簡単かつ確実に届く情報共有の手段として「ショートメール」を活用しています。

これまでの緊急連絡は1軒1軒電話や訪問で行っていました。
しかしこの方法だと時間がかかって、緊急時の対応に間に合いません。
そこで2014年、複数の携帯電話に一斉にショートメールが送信できるSMS一斉送信システム「ほっとメール」を導入しました。

当時はスマートフォンを持っていない高齢者がほとんど。
しかしこのシステムは、町内会長からの連絡を事務局が一斉に送信することで、スマートフォンではない携帯電話でも簡単に情報が受け取れます。
平時には町内行事やサークルの緊急連絡など、回覧板のように使用しました。普段からシステムを使うことでショートメールが身近な存在となったのです。

導入して1年後、関東・東北豪雨災害が起こります。

鬼怒川の決壊で根新田町内会も被害を受けました。
事務局では行政からの情報を含め、町内会長自らの言葉で住民へショートメールを送りました。 同じ町内に住む会長からの言葉に励まされた住民もいたそうです。

ほかにも警察と連携し、不審者や窃盗などの防犯情報をショートメールで発信。 地域の安心安全に大きな役割を果たしています。
根新田町内会では、この「ほっとメール」を町内会のために、特に防災・有事の際にますます活用していきたいという事です。

新しいシステムを積極的に導入することで、地域の防災力がアップします。
また、皆で情報を共有することで地域の結びつきが強くなるのですね。


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