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想像してみよう災害時の「トイレ」!

こんにちは!J:COM安心安全チーム、神奈川担当の小澤です!
今回は防災士の小野 さくらさんがおこなう防災講座にお邪魔してきました!

防災講座の様子

災害時、飲食店だからできること

川崎市在住の小野 さくらさんは、介護士として働く傍ら防災士として防災講座を開催しています。
2018年2月に福井県で起こった大雪の際、立ち往生しているドライバーに対して地域の飲食店などが食料を無料提供したことをニュースで見たことがきっかけ。
自分たちの街でも何か出来ないかと、2018年4月に「まごころキッチンプロジェクト」を立ち上げました。
これは、災害時に飲食店が「出来る範囲」で料理や避難場所を提供し、お店同士の連携を推進していくプロジェクトです。

「まごころキッチンプロジェクト」代表 小野さくら さん

しかし、コロナ禍でプロジェクトが一転してしまいます。

小野さんは当時を振り返り「飲食店もコロナのせいで大打撃を受けた。ただでさえ大変な状況の中で『災害時に助け合いましょう!』と言いにくくなってしまった。代わりに何か出来ないかと考えた時に防災知識を活かした防災講座をする事に重きを置いた」と話します。

今回、私は川崎市の麻生市民館で行われた食生活改善推進員への勉強会に参加させていただきました。
この日は「災害時のトイレ」をメインにレクチャー。

講座の様子

災害に備えることは「想像すること!」

小野さんの講座では、「想像してもらう」ことを重視。まず皆さんに1日のトイレへ行く回数や、1回あたりの排出する尿の量について考えてもらいます。
すると意外にもトイレに行く回数が多かった事に驚きます。(平均5~7回 /1回平均350ml)
では、その回数分のトイレを有事の為に備えるには、どの様な物が必要なのかなど、小野さんは様々な災害時用の仮設トイレや、家庭のトイレで使用する凝固剤やビニールなどの備蓄数の目安などを説明していきます。
会場には実際に仮設トイレも用意し、スペースの狭さや利便性の体験もできるようにしていました。

備蓄品について説明する小野さん

家庭によっては介護者や、乳幼児、ペットがいる方など様々です。
その為、おむつやペット用シーツ、消臭用のシーツや新聞紙の用意など、自分たちの家庭に合った備蓄が必要です。

様々な備蓄品

小野さんが講習でも強く伝えていたのは「まず自分には何が必要なのか想像する事。そして、一度経験しておく事が大事。自分たちの家で、家族と一緒に試しておくことが災害時に備える事に繋がる」と話していました。

皆さんも、自分たちのトイレ事情を振り返ってみて、災害時にどう備える事がベストなのか考えてみてください!

取材協力:まごころキッチンプロジェクト
https://www.facebook.com/magokoro.kitchen/?locale=ja_JP


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