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お片付けで備えよう!おうちの防災

J:COM安心安全チーム、熊本エリア担当の中村です。

突然ですが皆さん!お片付けは、お得意ですか?
(私はとっても苦手です…)

親子でお片付けと防災について学ぶ講座が開かれるという情報を耳にして、いてもたってもいられず参加してきましたのでリポートいたします!

訪れたのは…

熊本県防災センター(熊本県熊本市中央区)

熊本県庁内にある熊本県防災センターです。
ここでは、定期的に子ども向けの防災講座「小さいお子さんがいる家族に向けた防災ひろば」を開催しています。
私が参加したのは12月1日に行われた「片付け×防災~親子でお片付け上手になろう!」がテーマの講座です。

1歳前後の赤ちゃんから小学2年生までのお子さんとその保護者の方に交じって学んできました。

アットホームな雰囲気の中で行われました!


講師は防災&お片付けのスペシャリスト!

講師/特定非営利活動法人ソナエトコ 徳山 理恵さん
防災士・一級危機管理士・整理収納アドバイザー準1級

まずは、熊本地震の揺れを再現!
イベントでは、最初に地震で家具がどうなるかを実験しました。おもちゃの家具を使って熊本地震でどれくらい揺れたのかを再現していきます。

①自宅と同じような配置で家具を並べていきます。
②土台を揺らすと家具が倒れて家の中がめちゃくちゃに・・・
熊本地震当時の状況をおもちゃで再現します。


熊本地震が起きたのは8年前。
参加した子どもたちは、誰も熊本地震を経験していません。
「地震でこんなことが起きたんだよ」と教えながら、熊本地震当時の家の中の様子を子どもたちに教えていきます。

倒れた家具を見ながら熊本地震の話をしました。

その後は講師の徳山さんによる講義がスタート!
片付けで備える「おうちの防災」のポイントを教わったので共有しますね。

【ポイント①】災害時に必要なものの場所を家族全員が把握しておく!
防災グッズの収納場所、子どものおむつ等々知っているのはママだけということってありますよね…災害時、必ずしもママが家にいるとは限りません!災害時に必要なものは家族誰もが取り出しやすい場所、みんなが分かる場所に置くことが重要なんだそうです。
また、災害時に必要なものを取ってすぐに避難できるように防災グッズなどは分散させて配置することがオススメだとか。
みんなが分かる収納方法として、子どもと一緒に収納場所を決めて子どもにも分かるようにシールを貼るなどしてラベリングすると分かりやすいそうです。私も後日、子どもと家で試してみました😊

取り出しやすい位置に子どもが使う「ひなんようりゅっく」を配置(右側)。
子どもが好きな恐竜のシールでラベリングしました。

【ポイント②】避難経路が確保できるように家具の配置を行う
例えば、ドアの近くに高い家具が配置されていた場合、地震で倒れるとドアが開かなくなって避難経路が塞がれてしまうケースがあるそうです。
ドア周りはすっきりとさせて避難経路を確保しましょう!

講座の様子

講座の中で徳山さんは「防災とお片づけは関係ないと思われがちですが、自分の家でどう備えるのか、どうやって安全に避難するのかを考えたときに重要なんです。また、子どもたちに必要なものはライフスタイルで変化するので定期的に見直しが必要です。」と話していました。

講座を通して私自身、災害を見据えた家具の配置や片付け、子ども目線での防災への備えができていなかったなと反省しました。
今後は、子どもが自分で必要なものを準備できるように一緒に考えながら整理整頓を行っていこうと思います!

次回は…
熊本県防災センターは、展示・学習室を探検するクイズツアーがあるなど、親子で楽しく学べる施設でした。
次回の「小さいお子さんがいる家族に向けた防災ひろば」は来年の2025年2月9日、「食事×防災~備える食事が食卓を救う!」をテーマに行われる予定です。気になる方は熊本県ホームページをご確認ください!

愛息はイベントで行われたフォトフレーム作りに夢中でした!

取材協力:熊本県危機管理防災課、特定非営利活動法人ソナエトコ