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手作り満載!防災イベント

こんにちは。J:COM安心安全チームの小矢島です。
みなさん、自治会での防災訓練はどのようなことを行っていますか?防災倉庫の備蓄点検や使い方の確認、また避難所運営訓練など、防災への意識向上を目指し様々な訓練をしていると思います。
今回は、マンションの自治会が独自で取り組んでいる手作り満載な防災対策をご紹介します。

グリーンハイツ八千代自治会の防災対策がすごい

過去にも取材をさせていただいたグリーンハイツ八千代自治会が行う防災対策。とにかく皆さんで防災力を上げていこうと、他にはあまり見ない取り組みを行っています。詳しくは下記の記事をご覧ください!

最近では、自治会内に防災士の資格を持つ人が6人もいるそうです!

防災イベントで住民が解説員に…!

グリーンハイツ八千代には敷地内に体育館があり、今年はそこで防災の展示会が開かれました。
今回のテーマは、災害時のトイレ事情について。

会場ではグリーンハイツ八千代のトイレの排水溝についてや災害時の対策を紹介していました。

防災イベントの会場の様子

下の写真を見て、皆さんお気づきになりましたか?
こちら、展示物は自治会役員が調べた情報を、手作りのパネルで紹介しているんです!

女性に優しいトイレについてを展示


簡易トイレのやり方を紹介 これは実際に自治会役員が行ったとか!?

そのため、来場者に各ブースの説明を行うのも自治会役員。自治会で調べて得たノウハウを皆さんに伝えていきます。このようにして、マンション内の防災意識を年々上げているそうです。

来場者に細かくマンションのトイレ事情について説明

私も災害時のマンションでの簡易トイレについて伺いました。トイレに袋をかぶせ、中に排便したものを吸収する紙などを入れておきます。排便後は袋を結び、さらにその上に袋をかぶせると、におい漏れを防ぐことができます。

おもちゃの便でレクチャー

自治会独自でこんなものも!

災害時でのトイレ事情は、衛生的な面でも問題が多く、排泄を我慢して病気になってしまうケースも多くあるそうです。そのため安心して排泄出来るトイレを作ることはとても大事です。
基本は自宅で携帯トイレを使用しますが、予備としてこんなものも!

このトイレ、ほぼ紙で出来ているんです!そのため軽くて持ち運びやすく、コンパクトにまとめられるので、とても便利なんだそうです!
組み立て時間は1基20分。現在、自治会で4基所持しています。

紙トイレの魅力を片岡自治会長に教えていただきました!

非常食は思考を凝らしたスペシャルコース

非常食の試食会もありました。メニューはデザートを含めて全部で5つ。フルコースです!自治会役員でアレンジし、飽きずに食べられるような味付けがされています。 
今回は火を使わないで作ることができるメニューです。

非常食とは思えないほど美味しかったです!

中でも、私の推しメニューがこちら!
サバ缶のキムチ和えです。味付けをしなくても混ぜるだけでタンパク質が摂取できるレシピになっています。会場ではレシピも配られていて、皆さん関心深く見ていました!

サバとキムチは相性が抜群でした!

自治会以外の方もブース参加!?

そして、自治会の防災イベントなんですが、、、なんと企業も参加しています!自治会長自ら企業へ交渉して、協力してくれるようになったとのこと。この日も多くの企業が参加していました!

火事を防ぐために災害時のガスの復旧方法の仕方をレクチャー
最近は、公衆電話の使い方を知らない人も増えているそうです
防災グッズの購入までできるようになっていました!

会場ではスタンプラリーも

各ブース、どれも知識として蓄えておくべきものばかりです。そのためスタンプラリー形式にして、すべてのブースを回りスタンプを集めると、防災グッズがもらえるシステムにしています。これなら子どもも楽しみながら防災を学ぶことができますよね。

皆さんもぜひ参考にしてみてください!

取材協力:八千代グリーンハイツ自治会