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ボランティア活動に励む学生の今を調査!第二弾

J:COM安心安全チームの小矢島です。

ボランティア活動に励む大学生の今を紹介するシリーズの第二弾。
今回はNPO法人国際ボランティア学生協会「IVUSA」に所属する学生・日高大翔さんを紹介します。趣味は「ボランティア」だそうです!

国士舘大学4年生 日高大翔さん

コロナ禍でのボランティア活動

「人のためになることをはじめたい」 そう思い大学入学と同時にIVUSAに入った日高さん。
しかし、1年生の時はコロナ禍でほとんど活動ができず、何もできないもどかしさに、今後どうしたらよいかと真剣に考える日々だったそうです。
そんな中、福島県で地震が発生。災害ボランティアの募集があり、はじめて本格的なボランティア活動に参加しました。

福島県でのボランティア活動の様子 写真提供:日高大翔さん

災害ボランティアに参加して

福島県での災害ボランティアの際、喜んでくれる人の姿をみて、やりがい、喜びを感じ、その気持ちが日高さんの中で「軸」になったそうです。
その後は全国各地で様々なボランティア活動を経験。
時には工具を使って支援を行うこともあり、本当にいろんなことを学べ、この経験に感謝しているということです。

工具を使ってのボランティア活動 写真提供:日高大翔さん

今は地域に密着した支援活動に

現在、多い時は毎日、少なくても週3回はボランティア活動に参加している日高さん。
活動内容は、世田谷区在住の方を対象とした地域のお困りごとのお手伝い。
朝に空き時間があれば、地域の方が物を運ぶことに困っていたらそのお手伝い、夕方に空き時間があれば、高齢者の外出先に一緒に同行して買い物のお手伝いなど、短時間で行うボランティアにも力を入れています。

全国的に地域住民同士の関係が薄れている今、地域でコミュニティが深まる場が増えていければとの願いを込めて、このような活動に注力しているといいます。

幅広いボランティア活動に参加してきた日高さん 写真提供:日高大翔さん

リーダー経験が自分の大きな成長に

3年生の時、約220人が参加する九十九里浜清掃活動にプロジェクトリーダーとして参加した日高さん。
自分がコロナ禍での学生生活を経験し、運動会や修学旅行など、大人数で活動をする経験ができていない学生が多いのでは?と感じていたそうです。
そこでこのプロジェクトでは、何かを作り上げる楽しさや達成感を感じてもらえればと思い、チームを引っ張っていったといいます。

九十九里浜全域清掃大作戦の様子 写真提供:日高大翔さん

自身は「マネジメント」に注力したといいます。
しっかり情報がみんなに伝わるよう組織図を作ったり、メンバーと顔を合わせて話す機会を設け、メンバー全員の顔と名前を覚えました。
その結果、メンバー同士の仲が深まり、今でも交流が続いている仲間も多くいるそうです。

将来はマネジメントの仕事にも挑戦したい

人の喜ぶことを考えることが楽しいと感じている日高さん。
去年まではプロジェクトで役職のある立場を務め、現在はサポート的な役割を担っています。
これまでの経験を通して、人にしかできない作業は人が注力し、情報をまとめることなどAIで対応できることはAIを活用することで、社会の効率化を図る流れを作っていきたいと考えています。
そこで、システムエンジニアという仕事に注目し、IT業界で働く経験も積んでいきたいそうです。

ボランティア活動を通して仲間と喜びを分かち合う様子 写真提供:日高大翔さん

学生とは思えないほど多彩な経験をされている日高さんは、ボランティアを経験できたことに「感謝」という言葉を何度も発していました。
この気持ちを忘れない日高さんの想いは、IVUSAの次の世代にも引き継がれていくことでしょうね。

取材協力:NPO法人国際ボランティア学生協会「IVUSA」