クロスロードゲーム…YESかNOで!!
J:COM安心安全チーム、関西担当の早石です!
今回は大阪府高槻市の「災害関連研修会」を取材。
クロスロードゲームを体験するそうです。
チラシには、「その時、あなたはどう決断しますか?」という言葉が・・・行くしかないっしょ。
クロスロードゲームに挑戦!
クロスロードとは、阪神・淡路大震災で、災害対応にあたった神戸市職員が実際に直面した「災害対応のジレンマ」をカードゲーム化したものです。
シンプルなシミュレーションで防災の心を育むことができるそうです。
参考:内閣府防災情報のページ
参加者は、カードに書かれた事例を自らの問題として考え、参加者同士が意見交換を行いながらゲームを進めていきます。
問題カードを読み上げると・・・
参加者たちは想像力を膨らませて、YESかNOで解答。
自分の置かれた立場や被災者を思いやる気持ち、時間的なこと、お金や時間の制約、自分の家族だったら などなど、とっさの判断をした後には意見交換をします。
感想をお聞きしました
★所属するボランティア団体のメンバーさんに進められてやってきた方は、「心配していたがゲームをして自分の考えたことも言えたし、いろんな考え方を知った。意見を聞けてとてもよかった」とのこと。
★このゲームをやってみたいといって参加された方は、「状況によって考え方が変わり、YesかNoを決めることがとても難しかった。立場上、被災者としての考えが求められているので、避難所等のスタッフの考え方や、自分とは違う目線の意見も知るきっかけになり、良い経験になりました。」と話してくれました。
★研修会を開催した高槻市社会福祉協議会 地域共生推進課の木村さんは、「ゲーム中参加者が自分事として考えてくれた。意見が分かれる中でもそれぞれの意見を出していてとても良かった。災害が起こったあと、避難所の運営や復旧に向けて一緒になって活動してもらう事があるので、多様な価値観があるということを一つの備えとして考えておいてほしい」とのことでした。
取材をとおして
日常においてもどちらにも取れそうな意見を出していました。
YesかNoを決めるのってなかなか難しいですね。
参加者の皆さんが問題の解決にあたって、想像力をふくらませて、自分の立場、他人や家族を思いやる気持ちなど、とても悩みながら答えを出して、意見交換をされていました。
想像もつかなかった経験談、相手も大切だけれども自分を危険にさらしてはダメなどと聞き、納得する意見ばかりが飛び交う、とても勉強になる研修会でした。
取材協力:高槻市ボランティア・市民活動センター
高槻市市民公益活動サポートセンター
参加してくださったみなさん