【3分動画】家族で作る防災ハンドブック
防災意識を高める取り組み
神奈川県逗子市にある「逗子ハイランド自治会」が、家族で完成させる防災ハンドブックを作成しました。このハンドブックは、防災への関心を高めるための工夫が凝らされています。
若い世代の転入が多いエリアの問題
子育て環境が整い、若い世代の転入が多い逗子ハイランド自治会では、防災への関心が不足しているという課題がありました。
この問題に対処するため、防災部長だった橋本さんが親子で楽しく学べるハンドブックを考案しました。
クイズ形式で学ぶ地域の防災情報
ハンドブックには、地域の避難場所や土砂災害のリスクなどがクイズ形式で紹介されています。
自治会の避難行動についても、自宅への避難が推奨されていることを分かりやすく解説していて、学びながら楽しむ工夫がされています。
考えるきっかけを作った中高生たち
このハンドブックのアイデアは、地域の防災について研究している地元の聖和学院の中高生たちが考えました。
彼らは、逗子市で起きた高校生がガケ崩れで亡くなった悲しい事故をきっかけに、「私たちは何ができるのか?」と考え、知識を深めることから始めたのです。
家族ごとにカスタマイズ可能な防災備蓄品リスト
ハンドブックには防災備蓄品の一覧が掲載されており、各家庭で必要な備蓄品を書き込めるようになっています。
家庭によって異なるニーズに対応できるように工夫され、より関心を持って読み進められるようになっています。
防災訓練への参加者増加
このハンドブックをきっかけに、住民の防災意識は向上しました。
自治会の防災訓練では子どもたちの参加者が以前はゼロでしたが、今では約150人に増え、子育て世代の防災知識向上が地域の防災力を高めることに繋がっています。
まとめ
「家族で作る防災ハンドブック」は避難行動を考え、必要な備蓄品をリストアップすることで、防災意識を高められるツールとなっています。
これからも、こういったものを最大限に活用し、防災意識を持って生活していくことが大切です。