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183の組織が所属する自主防災組織連絡会が合同訓練!やっぱり防災は「横の連携」やで

J:COM安心安全チーム、関西担当の早石です!

6月2日に高槻市古曽部防災公園で高槻自主防災組織連絡会に所属する自主防災組織が集まって訓練をする!ということで取材に行ってきました!

開式の様子

地域での「助け合い」を想定した訓練

各種防災資機材の取扱いや実動訓練を通じて、防災に関する基礎的な技術や、地域で行う防災訓練や避難所運営手法などを身につけます。

避難所の環境整備訓練

避難所に設置される簡易トイレや小中学校のマンホールトイレの設置方法について学びました(令和6年度末 39校設置予定)。
避難が長引くと『におい』が気になるため、マンホールトイレはとても有効ですね。

マンホールトイレ

避難所レイアウト訓練

避難所スペースに実際に毛布を敷いて確認しました。
好き勝手に広げるのではなく、「同じ向き」で「等間隔に置く」のがいいそう。通路を分かりやすくすることでトラブルを防ぐこともできるとのこと。

どちらを頭にして寝るのかも考えないといけません

救護訓練

AEDの講習をはじめ人工呼吸、心臓マッサージについて学びました。

高槻市北消防署磐手分署 署員による講習

ケガをした人の手当てができるよう「圧迫止血法」などの応急手当も紹介されました。地震が起こった際にケガをする人が多いとの経験から、救急箱などにあるものを使って手当てできるように備えておくことが大切だそうです。

三角巾を使った患部の固定法などを紹介

倒壊家屋のジャッキアップ資機材取扱い訓練

災害時はとなり近所での助け合いが大切ですが、倒壊家屋からの救出には危険が伴います。「無理をせず自分の安全を確かめつつ、たくさんの人と協力して救出作業してください」と声をかけていました。

ジャッキを使った救出スペースの確保
説明を聞く参加者たち

応急給水訓練

断水時に避難所となる小中学校に設置する給水タンクについて学びました。組立て方を確認しながら作業しました。

協力して作業しました
完成した給水タンク
リュックサック型の給水袋 両手が使えて背負いやすく便利です

高槻自主防災組織連絡会

代表幹事の菊池さんにお話を聞くと、「災害はいつどこで起こるかわからない。被災地の話を聴いたり、実際に訪れて学んだことをもとに災害現場で役立つことを考え、毎年地道に訓練を重ねている。何かあった時にも慌てず、これまでやってきたことを地域で実践してもらい、備蓄などの備えをしていきたい」と話してくれました。

高槻自主防災組織連絡会 代表幹事の菊池さん

取材を終えて
高槻市内の自主防災組織のみなさんが集まっての訓練でしたが、皆さんが協力したり、わからないことは積極的に質問したりして知識を深めていることが印象的でした。「毎年役立つことを地道に訓練している」というお話も印象的でした。
市内の自主防災組織から集まった人たちが「顔の見える関係」を作っていくことが、防災力アップにはとても大切だと感じた訓練でした。

閉式の様子

取材協力:高槻自主防災組織連絡会のみなさん
     高槻市危機管理室