河川の安心安全を守る功労者表彰
J:COM安心安全チーム、熊本担当の山口です!
熊本市内で開催された『令和6年河川功労者表彰式』を
取材してきましたのでリポートします!
河川功労者とは、長年にわたり河川環境の保全や学術研究、地域振興などに取り組んだ方々です。
毎年、各都道府県の国土交通省地方整備局や河川関係団体が推薦し、公益社団法人 日本河川協会によって決定されています。
(今年は、全国で個人65人、33団体が受賞)
熊本河川国道事務所管内では、
河川にゆかりのある1団体、1名が受賞!
それぞれ紹介しましょう!まずは、団体です。
特定非営利活動法人 みずのとらベル隊(上益城郡御船町)が受賞しました。
緑川の河川環境の保全と創造に取り組み、次世代を担う子どもたちに自然体験活動を通して河川に対する意識の向上に貢献したことが評価されました。
続いて、個人です。
熊本大学名誉教授の小林 一郎 さん(熊本県熊本市)が受賞しました。
白川などの激甚災害復旧事業において景観デザインを指導し、土木学会景観デザイン最優秀賞(山国川、白川)など数々の賞を受賞。
九州の河川やダムにおける治水・利水・環境などにおいて技術指導・助言を行うなど河川整備の推進に貢献したことが評価されました。
河川功労者 受賞者をインタビューしました!
まずは、活動を続けて20年「みずのとらベル隊」田中さんにお聞きしました。
Q.普段の活動について教えてください。
加勢川流域に繁茂している特定外来種の水草の除去や子供たち向けて川の自然環境など安全講習を実施しています。今年で団体が20周年になるのですが、コツコツ活動をしていてよかったと思います。水草もそうですし、最近水難事故が多いのでそういった事故が防げるような活動にも取り組んで行きたいと思います。
続いて、熊本市内の河川「白川」「緑川」を見続けて20年以上、熊本大学名誉教授の小林一郎さんにお話をお聞きしました!
Q.功労者表彰を受けていかがですか?
大変嬉しく思っています。20年ぐらい前から白川・緑川についてのデザインなどに参加させて頂いています。そのデザインが土木学会などで賞を頂き、成果となって今回の河川功労者表彰に繋がったと思っています。今後も、川を通してできた繋がりを活かして、河川整備の推進に貢献できればと思います。
田中さん、小林さんインタビューありがとうございました!
私たちの身近な暮らしにある河川は、この様な方々に守られているんですね。長年活動を続けることは、決して簡単なことでないと思います。
この様な専門家や地域で活動している方がいるからこそ、私たちの安心安全な暮らしが保たれているのですね。
皆さんが住んでいる地域でも体験型環境学習や環境保全活動など実施している施設・団体があると思います。
身近な河川を知るきっかけとして、是非、参加してみてはいかがでしょう!
取材協力:九州地方整備局 熊本河川国道事務所