【3分動画】特殊詐欺から私たちの街を守る!「オバスターズ」の活躍
特殊詐欺の脅威に立ち向かう
去年(2023年)の1年間で、大阪府の特殊詐欺の認知件数はなんと2000件以上!特殊詐欺のニュースは後を絶たず、詐欺の巧妙な手口で被害に遭う人が増えてきています。
そんな中、希望の光として現れたのが「オバスターズ」です。
オバスターズとは?
堺市堺区では特殊詐欺被害防止対策チームとして「オバスターズ」が結成されました。60歳以上の女性が集まり、無人ATMのパトロールや防犯対策電話録音機の説明・取り付け、特殊詐欺の手口を紹介する寸劇など、さまざまな活動をしています。
被害に遭いやすい世代が前線に
特殊詐欺は高齢者が狙われやすい犯罪のひとつです。
「どうして被害に遭いやすい世代の方たちが活動しているの?」と思うかもしれませんが、同世代からのアプローチは自分のことのように共感してもらいやすく、非常に効果的なんです。
また、オバスターズの持つ人脈と”大阪のおばちゃん”特有の「おしゃべり」による発信力は、啓発活動に大きく役立っています。
警察とは異なるアプローチの効果
オバスターズによる啓発活動は、周囲にいるお友達や地域にいる人にも声をかけ、「警察に相談していない被害(未遂含む)の体験談」=「潜在的な詐欺の被害や手口」を見つけるそうです。
警察とは異なるアプローチで情報を収集するとともに、これまでに情報が届かなかった人たちにも特殊詐欺の対策を「口づたい」で届ける事ができるのです!
「おしゃべり」で広がる「防犯の輪」
オバスターズの「おしゃべり防犯活動」は、被害に遭いやすい世代同士だけではなく、老若男女、誰にでも、家族や周りの地域住民に伝えるように促していて、地域全体で特殊詐欺の被害を減らすことに成功しています。
「おしゃべり」を通じて情報が広がり被害防止にもつながっているのです。
日頃からの情報交換がカギ
特殊詐欺の被害に遭わないためには、日頃から周囲の人たちと特殊詐欺の情報を交換し警戒心を持つことが重要です。オバスターズのような地域密着型の活動が、私たち一人ひとりの防犯意識を高めるきっかけとなるのです。