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船上の不審者対応訓練に潜入!

こんにちは!J:COM安心安全チーム、 神奈川担当の林です。

長距離フェリーの航海中に刃物を持った不審者が出たら…想像するだけでぞっとしますね。今回は、東京九州フェリー株式会社と横須賀警察署が実施した合同防災訓練に潜入してきました!

訓練会場は…横須賀と新門司を結ぶフェリー「はまゆう」

横須賀~新門司間は約21時間!

訓練では、船内に装備されている「さすまた・盾」などの護身用具を使用。横須賀警察署の署員に使い方を教えてもらいながら、犯人への声かけから応援要請、制圧法までを3人の乗組員が実践しました。

まずは、犯人を興奮させないように声かけ
犯人を挟んで盾で距離を保ちながら体当たり!
3人の連携で不審者を制圧!

ポイントは「応援が来るまでにどこまで対応できるか!?」
今回の訓練に参加した乗船歴36年、パーサーの和田さんによると「航海中にこのようなことが起きた場合、海上保安庁や警察が到着するまで乗組員だけで犯人を制圧しなければならない。場合によっては1時間、いやもっとかもしれない。今回の訓練を今後に活かしてお客さまの安全を守りたい」と、振り返っていました。

ちなみに、これまで刃物を持った不審者が船内を暴れた事例はないということです。でも、想定外が起こらないように、訓練を受けた乗組員がいると思うと安心ですね!

訓練で犯人の制圧に成功した乗組員のみなさん(真ん中がパーサーの和田さん)



取材協力:東京九州フェリー株式会社・横須賀警察署