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小学校4年生が避難所開設体験

J:COM安心安全チーム、神奈川担当の川﨑です。

開成町立開成南小学校で、総合学習の一環として防災授業が行われ、避難所の開設体験をしました。参加したのは、4年1組の児童33人。
講師を務めたのは、女性の視点から防災意識の普及を図り、防災講座を開催する開成町女性防災クラブ「たんぽぽ」の皆さん。避難所の運営が男性主導で行われていることを知り、女性だからこそできることがあると考え、ゼロから防災を学び活動する団体です。

避難所開設体験の様子

初めは体育館内の防災倉庫見学

開成町防災倉庫

防災倉庫には、災害が発生した時に使用する食料品や衛生用品などの生活必需品が用意され、水や食料、毛布などが保管されています。他にも投光器や発電機などの資機材なども入っています。児童は「この食料で足りるのだろうか?」「様々な資機材が揃っていて、安心して避難できそう」と倉庫の中のものに興味を示していました。

防災倉庫を見学!子供たちが見たことのない資機材がいっぱい!

防災倉庫にあるテントで設営体験

「たんぽぽ」の皆さんが、組み立て方をわかりやすく説明しながらテント設営の見本を披露。続いて、1グループ4人に分かれて、教わりながらテントを組み立てます。

テントの設営にチャレンジ!
たんぽぽの皆さんに教わりながら組み立てる児童
完成したテント

このテント1つで4人が入れます。
組み立てた後、児童はテントの中に入り「大人2人、子ども2人で、1つのテントと計算すると少し狭いかなー」と話していました。

完成したテントの中でピース!

最後に、たんぽぽの方から避難所に行く時の注意事項として、非常持ち出し袋(3日分の食料や水、避難用防災グッズ)を日頃から準備し、持って来てくださいと説明。

避難所へ行く時の注意事項について説明

発災直後は、交通網の寸断等により、公的物資等の配布が3日以上到着しないことが想定されるため、最低でも3日分(9食分)の食料品は確保するよう心がけましょうと話していました。

今回の体験で子どもたちは、避難所の役割や重要性を理解し、自身の身を守る方法を学習しました。

たんぽぽが制作する防災ブック

「たんぽぽ」は、開成町の公式マスコットキャラクター「あじさいちゃん」を使用したカラフルでわかりやすいイラストを使い、絵本仕立ての防災ブックを発行しています。防災ブックには、家庭にあるもので出来る防災対策。簡単に作れる非常食レシピ。災害への備えや、実際に災害が発生した場合の行動について解説しています。

「あじさいちゃんと学ぼう防災ブック」

親子で防災について考えてもらえるように、お子さんでも理解しやすい内容になっています。興味のある方は、開成町のホームページからご覧下さい。

日頃の備え 家具の固定/非常食レシピ じゃがりこサラダ

「あじさいちゃんと学ぼう防災ブック」https://www.town.kaisei.kanagawa.jp/info/1273

取材協力:開成町立開成南小学校・開成町女性防災クラブ「たんぽぽ」