ご存知?我がまちの災害救助犬
J:COM安心安全チーム、札幌担当の池田です。
みなさんは、自分のまちにどんな災害救助犬がいるか、ご存じですか?
今回は、札幌の災害救助犬についてお伝えします。
災害救助犬とは?
災害救助犬とは、地震や土砂崩れといった災害で行方不明になっている人を
優れた嗅覚で捜索するために訓練された犬のこと。その嗅覚は、人間の3,000倍から10,000倍にもなると言われています。
札幌の災害救助犬
災害救助犬は、決して多くはありません。
NPO法人北海道災害救助犬に登録されている救助犬は、札幌に2頭います。
今年8歳になるメスのラブラドールレトリバー「メイ」。
明るく、打たれ強く、めげない性格です。
メイちゃんの飼い主の中谷雅子さん。
犬の訓練士であり、災害救助犬をコントロールする「ハンドラー」でもあります。
札幌の2頭の災害救助犬は、いずれも中谷さんが指導していて、そのうちの1頭がメイちゃん。そしてもう1頭は…
あの人の愛犬も災害救助犬!
札幌の災害救助犬「ピコ」。
今年で13歳になるオスのジャックラッセルテリアです。
実はピコくん…プロバスケットボールチーム「レバンガ北海道」の元選手・折茂武彦さんの愛犬なんです!
ピコくんは、北海道で初の小型のJKC災害救助犬認定犬で、「慎重さ」と「最後までやり遂げる力」を持っています。
ピコくんはもう13歳なので、災害現場に出動するのはメイちゃんだけですが、自分のまちに災害救助犬がいると安心感がありますよね。
中谷さんは…
「災害救助犬も世代交代が必要。犬の健康面も考えると、もっと救助犬が増えてほしいし、救助犬に携わるハンドラーも増えてほしい」
…と話していました。
愛犬と防災
「もしもの時、災害救助犬が近づいても怖がらずに信じてほしいから、自分のまちにどんな救助犬がいるか知ってもらえたら」
…そう話していた中谷さん。
みなさんは、自分のまちにどんな災害救助犬がいるか、ご存じですか?
取材協力:NPO法人北海道災害救助犬