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【3分動画】自動車盗難ゼロ!地域を守る 地域の目

近年、自動車盗難の手口がハイテク化し、全国的にも盗難件数が多いとされる千葉県。しかし、そんな千葉県の中に、自動車盗難をゼロにした地域が存在します。それが千葉市のある自治会です。

千葉県には「ヤード」と呼ばれる自動車の解体施設が 全国で最も多く存在します。一部のヤードが不正輸出のための作業場として悪用されていることが、千葉県で自動車盗難が多い理由の一つとされています。

千葉市美浜区幸町1丁目では、2005年4月に同じ駐車場で半月の間に5台もの車が盗まれるという衝撃的な出来事が起こりました。この事件がきっかけとなり、地域住民77人で防犯パトロール隊を結成。朝昼晩の防犯パトロールを開始しました。

その結成から3か月後、地域の公安委員会から青パトを貸与され、午前、午後、夜間、深夜と徹底的に防犯パトロールを行いました。その結果、自動車盗難はピタリと止まり、ここ10年間、自動車盗難はゼロが続いています。

この長期間にわたる防犯活動が続けられる秘訣は何でしょうか。それは、自分たちの努力で犯罪が減ったという実感と、それが地域全体の安全に繋がっているという確信です。地域住民一人ひとりが「1人ひと月1回1時間」の防犯活動に参加し、今でも100人以上が無理なく、自分のできる範囲で朝の子どもの見守りを含め、年におよそ400回の防犯活動を行っています。

「継続は力なり」。地域の結束力が生んだ安心安全な街、それが千葉市美浜区幸町1丁目です。地域の目が防犯活動に繋がり、子どもたちから元気をもらいながら、地域全体で安全を守り続けています。