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唐戸商店街を火事から守る講習会、その内容とは⁉

J:COM安心安全チーム、北九州・下関担当の有馬です!

3月5日、下関市で開催された『商店街での大規模火災を防ぐ講習会』を取材してきましたのでリポートします!

商店街関係者らに対しての講習会

春の全国火災予防運動(3月1日から7日まで)にあわせて、商店街での大規模火災を未然に防ごうと行われたこの講習会。
今年(2024年)1月にお隣の北九州市で大規模な商店街火災が発生するなど、昔ながらの商店街での火災が多いことから、唐戸商店街の関係者らを対象に行われました。

消防職員による説明

講習会では、下関中央消防署の職員が火災予防のポイントを提示。
そのポイントとは…
①コンロの近くに燃えやすい物を置かない
②飲食店の換気用ダクトは油汚れがたまっていると着火しやすいので、日々清掃する(油汚れをそのままにしない)

やはり飛び火は、燃え広がりやすいんですね。

画像を使用して解りやすく防火対策が紹介される

その他、天ぷら油火災を防ぐためにはどうすれば良いのか、その対処法などが説明されました。

天ぷら油から出火する様子

皆さん、天ぷら油火災を防ぐためには、どうしたらよいと思いますか???答えは…火のそばから離れない!

あたりまえですよね。でも、あたりまえが出来ていないんですよね…。
そして天ぷら油火災の対処法は、慌てず消火器を使って消火する!
気が動転して水をかけてしまうと、油が広範囲に拡散し、炎が急激に拡大します。決して水をかけてはいけません!!

火災警報器

またこの日は、住宅用火災警報器の紹介も行われましたよ。
おそらく皆さんの自宅にも設置されているのではないでしょうか。

ちなみに皆さん、火災警報器に「単独型」と「連動型」があるって、ご存知でしょうか?
単独型は、火災を感知した住宅用火災警報器だけが警報を発するもの。
連動型は、火災を感知した住宅用火災警報器だけでなく、連動設定を行っているすべての住宅用火災警報器が火災信号を受け警報を発するものです。

今回のような商店街では「連動型」を自身の店舗と隣りの店舗など、共同で設置する事で、万が一火元に人がいなくても隣が気づいて消火する事が出来るという話もありました。

このような機器も使用しながら、大火災を防ぐ普段の努力が必要だと改めて感じました。

協力:下関市中央消防署