海抜が低い地域の避難訓練に密着!
J:COM安心安全チーム、北九州・下関担当の有馬です!
下関市の吉見地区は、海抜が低く津波被害が想定されています。
この地域の避難訓練に密着しました。
津波到達想定時刻までに迅速な避難を!!
この防災訓練は、東日本大震災をきっかけに地域の防災意識を高めようと地元住民や海上自衛隊、下関北消防署などが合同で行ったものです。
下関市吉見地区は海抜が低い場所が多く、地震による津波が発生した場合に大きな被害が想定される地域です。
訓練では、日本海沖での地震で津波警報が発令されたことを想定して行われました。
山口県によると、下関市の日本海側にある断層・見島付近西部断層を震源とした地震による津波到達時間は、安岡漁港で62分と予想されています。
中学生も参加し高台へ避難開始
今回の訓練には吉見地区の小・中学校や警察・消防・住民など、約650人が参加。
消防団から津波警報が発令されると参加者たちは指示に従い、高台の公園へ急いで避難しました。
避難訓練のあとは、自衛隊員が中学生たちに、毛布を使ったけが人の搬送方法を伝授。
中学生たちは「実際の災害時も冷静に対応したい」と話していました。
吉見地区まちづくり協議会の想い
吉見地区まちづくり協議会の梅尾会長は「今後もなるべく多くの住民に避難訓練に参加してもらい、津波への備えをしていきたい」と話していました。
いつ起きるかわからないのが災害。
海抜が低い地域における避難訓練の重要性を大いに感じました。
取材協力:吉見地区まちづくり協議会