ある日 森の中 くまさんに出会ったら…
J:COM安心安全チーム、札幌担当の池田です。
北海道の秋の森は、紅葉やきのこ狩りなど自然を大いに満喫できますが、ヒグマも食いだめの時期で行動が活発化します。
森や山で遭遇しないためにできることや、遭遇してしまった時の対応、正しく知っていますか?
ヒグマを正しく知るために
札幌市にある国立公園・滝野すずらん丘陵公園では、2024年9月29日まで、ヒグマを正しく楽しく知るためのイベントが行われています。
エリア内に点在している6つの謎を解いてキーワードを導き出し、宝箱を開けるというゲームで、謎は全てヒグマに関するものばかり。
ヒグマが生まれる季節は?
ヒグマが人を怖がらなくなる理由は?
ヒグマの子育てや人を襲う理由などが、なぞなぞになっています。
ヒグマのことを正しく知る「ヒグマ検定」
このイベントは、ヒグマ検定の問題を活用したもの。
ヒグマ検定は、基本的なヒグマの知識や、ヒグマから身を守るための知識、実際にあったヒグマとの問題など、様々な問題が用意されています。
イベントでは、ヒグマ検定の中の6つの問題になぞなぞの要素が加えられているのです。
なぜ、なぞなぞに?
主催である北海道ヒグマ対策室の武田さんに伺いました。
「子どもたちに楽しくヒグマについて知ってもらいたかった。なぞなぞは子どもたちの方が得意だと思いますが、ヒグマの知識が必要なものもあるので、親子で一緒に楽しんでほしい」
確かに、お子さんが謎解きに苦戦しているとお父さんが助け船を出す場面がありましたよ。逆に、お父さんやお母さんが難しいと感じる問題もあったようです。
ヒグマと人と
北海道は、事故が起きないようヒグマと人が適切な距離を保って暮らす共存を目指しています。
そのために、山でのゴミのマナーを守ったり、電気柵などで境界線を示してあげたり、我々にできることがいっぱいあるのです。
人は分からないものを恐れてしまいがち。
まずはヒグマのことを正しく知ることから初めてみませんか?
取材協力:北海道、滝野すずらん丘陵公園