地域の安心安全を守るHBSって何?
J:COM安心安全チームの茨城県エリアスタッフの小幡です。
茨城県龍ケ崎市にある商業施設の一角に、地域の安心安全を守る
HBSがあると聞いて取材してきました!
ところでHBSって一体何なんだろう?気になりますね。
地域住民の要望で設置されたHBS
龍ケ崎市の北竜台地区は警察署や交番がなく、平成14年頃 住民のみなさんは痴漢や深夜の騒音などに不安を感じていたそうです。
そこで自治会では住民の署名を集め、交番を作って欲しいと行政に要望を出しました。
すると龍ケ崎市は平成22年11月に「北竜台防犯ステーション」を開設!
ここを拠点に地域ぐるみの防犯体制を充実させようとする活動が活発になりました。
愛称は地区の小中学校から募集し、市長賞に輝いた「HBS」が採用されました。
北竜台防犯ステーションの頭文字を取って「HBS」!
心強い感じがしますね。
HBS運営委員会を結成!
住民の意見をHBSに反映するため、防犯連絡員協議会(北竜台地区の5つの分会)・行政・警察で「HBS運営委員会」を結成。
定期的に集まり、警察からの「不審者目撃」や「交通事故多発箇所」などの情報を共有し、安心安全に取り組んでいます。
HBS運営委員会の中澤会長は…
「HBSがあることで、地域の犯罪抑止に繋がっている」
…と、存在の大きさを実感しているようです。
また実際に痴漢やひったくり被害などの犯罪は、HBSの設立当初から年々減っているそうです。
HBSを拠点に防犯活動
毎週火曜日には住民がボランティアとして防犯活動を実施。
小学校の下校時間に合わせて、地区のパトロールをしています。
20年以上、地域の防犯ボランティアを続けている83歳の恵美《えみ》さんは、「地域の安心安全を守るためにも可能な限り活動を続けたい」と語り、
地域を守ろうとする熱い決意が感じられました。
HBSがあることで地域を守るのは自分たちという住民が増え、防犯の意識が高まって安心安全な街づくりが広がっていくと良いですね。
写真提供・取材協力:龍ケ崎市