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幸せも大変もずっと一緒に!ペット防災

J:COM安心安全チーム 千葉担当の織田です。

今回は社会的関心が高まりつつあるペット防災について、国内最大級のペットライフカンパニーであるイオンペット株式会社(本社:市川市)へ取材に伺いました。

経営戦略室マネージャー 広報担当  掘井彩夏さん、総務・お客さま相談室 部長 一戸優さん

イオンペット株式会社は、動物と人間の幸せな共生社会の実現を目指すと共に、社会から高い信頼を得ることを目的としてペット業界の地位向上に努め、積極的に産業化を図ることを使命とする企業です。

今回は、一戸優(いちのへゆたか)さんと掘井彩夏(ほりいあやか)さんにお話しを伺いました。

Q、直営するペット専門店「ペテモ」では、ペットの防災についてどのようにお考えですか?    
(一戸さん)
「ペテモができること、それは災害前の日常と災害発生時の2つがあります。日常でできることとしては、行政とのペットに関する防災協定を締結すること、そして災害時には被災した自治体にペット用物資の提供などを行うことです。また、ペテモでは地域で行われる防災イベントにも出展し、ペット防災の啓発活動を行なっています」

Q、災害時を見据え、どんなペット用防災グッズを備えておけばいいのでしょうか?
(一戸さん)
「“必要なものは全部で11個”あります 」 

① フードボウルと水ボウル
② キャリーやクレート
③  ブランケットやタオル

キャリーやクレートがないと避難所に入れないことが多い
避難時に両手をあけられるリュック型のキャリー

(掘井さん)
「ブランケットやタオルは忘れがちなんですが、動物たちは寝るときに柔らかいところがあると寝やすくなるので大切です」

④  リードやハーネス
⑤  トイレ&トイレシート マナーパンツ&うんち袋

(一戸さん)
「中でもマナーパンツは結構大事です。おしっこやうんちは飼い主様からすれば普通のことですが、飼っていない方からすると“こんなところでトイレをするのか?臭いじゃないか”と思われることもあるかもしれません。そういう意味でも、避難の場においてはマナーパンツとかうんち袋は周りの方への配慮として必要になりますよ!というのはお伝えしています」

うんちが臭わない袋

⑥  お薬や医療情報が記録されたもの 

(一戸さん)
「かかりつけ医に行けばカルテはあると思いますが、災害時に他の動物病院などで診てもらう際には、普段どういう治療を受けているのか分からないので用意しておいた方がいいと思います」 

⑦消臭スプレー 

(掘井さん)
「ワンちゃんなどは、ストレスを感じると独特のにおいが出てくるんですよね。避難所で過ごすことはワンちゃんにも猫ちゃんにもストレスがかかります。消臭スプレーなどがあると役に立つと思います」

⑧オモチャやストレス軽減をするグッズ
⑨レインコート
⑩洋服
⑪靴や靴下 
 

(一戸さん)
「災害があった時は割れたガラスなどが落ちているから結構危ないんです。ワンちゃんの場合、肉球を怪我してしまうと歩けなくなっちゃうので、靴下や靴を持っていくといいですよと説明しています」

伸縮包帯があれば肉球保護に使える(靴や靴下がない場合)


Q、そして、ペテモが最も力を入れているのがスタッフの質だと聞きましたが。 
(一戸さん)
「教育体制に関しては、店舗スタッフに対して商品知識を高める研修を行っていますし、トリマーにはグルーミングの技術、動物病院であれば医学知識と経験をきちんと引き上げることで、お客様の相談に寄り添うことができる、そんな質の高いスタッフを育てることを1番に考えています」 

そして最後にこんな言葉を… 

(一戸さん)
「私たちが大事にしている言葉の1つに“幸せも大変もずっと一緒に”という言葉があるんです。ペットとの暮らしは大変なこともたくさんあるけれど、でもそんな時間も含めて一緒にいればきっと幸せになれると!」

 ペテモはペット+エモーション。
ペットの気持ちと共に生きる人々の気持ち、そのどちらにも寄り添いたいという想いが込められているそうです。
飼い主の皆さんは、いざという時のために、ペット用防災グッズを備えておくことが大切ですね。

掘井彩夏さん 一戸優さん

★ちなみに★
イオンペット株式会社には、先日公開したペット防災特別企画にもご協力をいただきました。本記事やペット防災特別企画で紹介した商品は、全国のペテモ店頭またはオンラインでお求めいただけます。(店舗・在庫の状況により取り扱う商品は異なる場合があります)


取材協力:イオンペット株式会社