消防団の担い手確保!機能別団員『防災サポーター』
地域防災の要となる"消防団"
普段は、サラリーマンや自営業などの職業に就いている消防団員。
火災や災害発生時には、自宅や職場から駆けつけ、消火活動や救助活動を行います。地域の安心と安全を守るという重要な役割を担っています。
消防団員数は、高齢化などを理由に年々減少
消防団員数は、全国的に高齢化などを理由に年々減少しています。
消防団員が減少すると地域の防災力低下に繋がる懸念があり、全国的に消防団員の確保が課題となっています。
そんな中…担い手確保に繋がる”ある”制度"が!
熊本市消防局が実施している“ある制度”が消防団員の担い手確保に成果をあげています。
その名も消防団員の新しい形 機能別団員「防災サポーター」
火災が起きた際に現場へ駆け付ける一般的な「基本消防団員」に対し、役割が限定されている「機能別消防団員」です。
学生を中心に、大規模災害時には避難所で物資の配布などを行い、平時では「火災予防」の広報や応急手当の普及活動を行います。
学生を中心として役割を限定した消防団活動は、全国でも珍しい取り組みです。
実際に2016年4月に発生した熊本地震では、全国から寄せられた救援物資の仕分け作業を行い、いち早く物資を避難所へ届けました。
学生かつ役割を限定した消防団活動は、珍しい取り組み
「防災サポーター」は年々増加し、熊本市の消防団員数が4年半ぶりに増加に転じました!
機能別団員「防災サポーター」のおよそ7割 、206人が熊本保健科学大学の学生です。なぜ、200人以上の学生が消防団の担い手になっているのか?
「防災サポーター」の仕組みを紹介します。