【バズらないでいい】避難所運営、中学生の学習

江戸川区立葛西小学校・中学校では、中学生が避難所運営に貢献できるようにするための体験学習会を開催しています。
葛西小中学校は2019年の令和元年東日本台風(第19号)で避難所となり、約2500人を受け入れました。乳幼児からお年寄りまで、幅広い年代の住民が避難してきました。
避難所の運営に当たった統括校長が実感したのは、災害時の初動に中学生が力を発揮すること。そのため、屋内運動場の備蓄倉庫確認、調理室でミルクづくり体験、マンホールトイレ設置などを予め学習しています。
中学生が災害時に地域に対して貢献する意識は、使命感や行動力から来るもの。その「初動スイッチ」が、共助の意識につながり、命をつなぐことになります。学校教育の場で、この芽生えを大切にしています。
防災教育のポイントは、訓練や学習で子供の防災意識を高め続けておくこと。備蓄品がどこにあるか確認し、どのように使うのか体験する機会を作ること。ほかにも子供たちが避難所でできることを大人がサポートして、考えること。