障がいあってもなくても
J:COM安心安全チーム、札幌担当の池田です。
もしもの時、サポートを必要としている人の力に本当になれるだろうか?
防災について、障がいのある人もない人も一緒に考え共有するという取り組みが、札幌で行われています。
取材してみて、私自身 思いがけない気づきがありましたのでお伝えします!
みんなで考え・話し合い・学ぶ時間
「防災まもりカフェ まもりタイズ」は、障がいのある人もない人も一緒に対話し、地域の防災をゆっくり作っていこうというものです。
年に数回開かれています。
今回のテーマは「地震がおこったときの街の中の移動を考えよう」。
大きな地震の時、避難所まで行ける?
地震が起きると家の周りにどんな危険がでてくる?
困った時、手伝ってくれる人はいる?
それぞれ考え、話し合いました。
みんなどんなことに気づいたのだろう?
「道の状態次第では車いすが通れないかも」
「札幌には地下街があるけど、地上と地下だったらどっちが安全なのかな」
「障がいがあると、家の周りにどんなリスクがあるか分からない場合もあるよね」
「近所の人に普段から障がいがあることを伝えておいた方が安心かも」
「緊急時に自分が助けてほしい内容はどうやったら伝わるだろう」
などなど、参加者からは様々な意見や心配事、気づきが!
取材を通して・・・
私にとって一番気づきとなった参加者の感想がありました。
それは「自分が助けてあげられることと、相手が助けてほしいことに、こんなに差があるなんて。一方的な支援にならないようにしたい」というものです。
ハッとさせられました。
確かに!
これって、障がいのある方と話し合ってみて初めて気づくことができるポイントですよね。
私もこの感想を聞いて、サポートする側の思い込みってたくさんありそうだな、と思いました。
いざという時に本当に力になれるのか、サポートする側だって準備や学びの場が必要なのかもしれません。
お互いにとっての真の防災とは?
もしもの時、どんな助けが必要となるのか。
障がいのある方にとっても、力になりたいという方にとっても、普段から話し合っておくことが、真の防災に繋がっていくのですね。
取材協力:防災したっけ
https://bosaishitakke.com/