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【3分動画】独自の放送システムが守る地域の命:迅速な情報伝達の重要性

災害時の情報伝達は命を守るカギ

災害が発生した時、地域住民へ迅速に情報を伝えることは、命を守るうえで非常に重要です。
そんな緊急時に役立つ放送システムを構築したのが、横浜市緑区の中山自治会です。

災害リスクに立ち向かう自治会の決断

中山自治会は数千世帯を抱える大規模な自治会で、水害のリスクを抱える恩田川の近くに位置しています。
当時は横浜市の防災無線がなかったため、自治会は独自の防災無線システムの整備を決めました。

自治会主導で構築された放送システム

自治会館に基地局を設置し、自治会内の7カ所に防災スピーカーを設置することで、地域住民への一斉放送が可能になりました。
このシステム構築にかかった総費用は約2800万円で、自治会の積立金を用いて賄われました。

日常から非常時まで役立つ放送

通常時は夕方に馴染みのあるメロディを流し、行政や警察からの放送依頼にも対応しています。
2019年の台風発生時には、恩田川の水位上昇に伴い、住民に避難準備を促す非常時放送を行いました。

聞き逃しを防ぐ工夫

放送内容を聞き逃した住民のために、フリーダイヤルを設けて放送内容を確認できるようにもしています。
また、各スピーカーの根本には独立した放送設備があり、単独での緊急放送も可能です。

地域の安全を守るために

この放送システムは、災害時に素早く情報を伝え、住民の命を守るための重要な役割を果たしています。
防災においては、迅速な情報伝達がとても大切です。
防災スピーカーのようなシステムは、一度に多くの人へ情報を伝えるための一つのアイデアと言えるでしょう。