岡部西小防災教室「自分の身は自分で守る!」
JCOM安心安全チーム、埼玉・群馬担当のコスゲです!
2023年10月25日、埼玉県深谷市の岡部西小学校にお邪魔しました。
この日は3年生を対象に地元の消防団のみなさんとの「防災学習」が行われていました。
大切なことだから、学ぶ姿勢も大事
いつどこで起こるかわからない「災害への備え」、していますか?
災害は大人も子どもも区別してくれませんので、小学生だって「自分で考えて、自分の身は自分で守るんだ」という気持ちが大事なのです。
さて、子どもたちは消防団のお兄さんたちから何を学んだのかな?
まずは、ちゃんと話を聞く姿勢です。「防災を学ぶんだ」という強い意志を感じます。
防災学習は「煙体験」「水消火器体験」「放水体験」の3班にわかれて行われました。
煙!低くいこう!
こちらの「煙体験」。
テントに小窓が付いているけど、煙でまったく中の様子が見えないんです。
想像以上にモクモクで、本当の災害の時はこの見えない状態で避難しなければならないんですね。
体験した子どもたちに話を聞くと…
「低くかがんで進まないとぜんぜん周りが見えなかった。体験して知ることができて良かった」
…と話していました。
自分で体験して知ったことは、いざというときに大きな力になりますよね。
「消火器の3・5・15」って?
続いて「水消火器体験」です。
ここで消防団のお兄さんが教えてくれたのが「消火器の3・5・15」。
何のことだかわかりますか?僕はわかりませんでした…。
「3」は、消火器を使うときの動作が3つだということ。
①安全ピンを抜く。
②ホースを火元に向ける。
③レバーを握る。
…ですね。
「5」は、消火器の放射距離が5メートル。
「15」は、放射できる時間が15秒 ということでした。
ぜひ「3・5・15」、覚えておきましょう。
そして15秒以上放射しても火が消えない場合は、すぐに逃げて消防隊が来るのを待つ」ということも教えてもらいました。メモメモ。
学んだ「防災意識」
最後は「放水体験」です。
あこがれの消防服をまとって、ヘルメットもかぶって、とにかく楽しそう。将来の消防団の人員不足問題もこれで解決かな?
子どもたちは…
「本当に災害が起こったら腰が抜けちゃいそうだけど、煙体験では低いところには煙が少ない、消火器の使い方、危険を感じたらとにかく逃げることが大事など、今日はいろんなことを知ることができて良かった」
…と話していました。
覚えたことを忘れずに、いざという時にいかしてくださいね。
取材協力:岡部西小学校・深谷市消防団第13分団