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一番安心して避難できる場所、それは”自宅”です!

J:COM安心安全チーム、関西担当の中西です。

2024年6月8日(土)大阪市城東区のスギタクレストホールと蒲生公園で開催された「防災サミット」を取材しました!

第4回 城東区防災サミット

「避難」と聞いて思い浮かべること

「避難=避難所に行く事」? これは大きな間違いです!
避難所は在宅避難や知人宅などへ避難することが難しい人たちが向かう場所であり、例えば耐震性の高いマンションに住んでいる人が避難所に行くと避難所の収容力をオーバーしてしまう可能性が高いんです。
そこで出てくる考え方が「在宅避難」です!

「マンション防災の新常識と在宅避難」

マンション防災のポイント

「防災サミット」では災害対策研究会 釜石徹さんが登壇し、地震発生時にマンション住民が気を付けるべきポイントとしてエレベーターの閉じ込めなどを紹介しました。
中でも マンション住民は部屋の中で倒れている事を外から発見しづらい点や、公的な助けはすぐには期待できない点などは考えておかなければいけない問題です。

何を備えれば良いのか?

では「在宅避難」に必要な備えとはなんでしょうか?
釜石さんは ガスが止まることを想定してポリ袋調理もできるカセットコンロ携帯用トイレ・防臭袋の備蓄を紹介していました。
また、子どもを持つ親同士がもしもの時にお互い子どもを預かれるように話し合っておくことも必要と話していました。

大勢が集まった講演会の様子

”自宅”こそ最強の避難所!

全世帯の約4分の3が集合住宅に住んでいるという大阪市城東区。
講演後には多くの参加者からマンション防災に関する質問が投げかけられました。
全員が避難できるキャパシティのない避難所に行くのではなく、考えるべきは「在宅避難」のための備えです!
避難所での生活はストレスの多いものとなることが予想されますし、災害後しばらくの間、自分の家で過ごせる備えを今のうちに考えましょう!

釜石徹さんの講演はYouTube「城東区役所公式チャンネル」でご覧いただけます。


取材協力:大阪市城東区役所