【阪神・淡路大震災からまもなく30年】合唱曲で教訓を次代につなぐ
J:COM安心安全チーム、関西担当の松本です。
阪神・淡路大震災から30年の節目となる来年の1月17日に向け、神戸の学校では、防災学習に加え、さまざまな取り組みがスタートしています。
【参考】ともしびプロジェクト(神戸市)
今回取り上げるのは、10月3日に神戸市灘区の鷹匠中学校で行われた授業の様子です。
鷹匠中学校では現在、2年生が震災の教訓を歌にして未来につないでいこうと、神戸出身のシンガーソングライターと共に合唱曲の作詞に挑戦しています。
壇上に立つ石田裕之さん。シンガーソングライターでありながら防災士でもあるんです。
震災当時、自身も生徒らと同じ中学2年生でした。様々なボランティア活動を通じて、周囲の大人に喜んでもらえたことから「中学生でもやれることがあるんだ」という気づきにつながったそうです。
支援活動のため、これまでに訪れた被災地で書き上げた歌や、その歌に込めた被災地へのメッセージなどを紹介しました。
教室に戻ると、さっそく作詞に取りかかりました。
これまでに地域の人から聞いた震災当時の話や、普段の学校生活でのことなど、歌詞のアイデアを話し合いながら書き出していきます。
予定では、今年の12月中に合唱曲「ともしび」が完成するとのこと。
生徒らが紡ぐ言葉がどのような歌詞となって、どんなメロディにのせて未来へ託されるのか…来年1月の初お披露目まで、楽しみに待ちましょう!
取材協力:神戸市/神戸市立鷹匠中学校