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高槻市「特殊詐欺」の被害を防止する新たな取り組みとは!?

こんにちは。J:COM安心安全チーム、関西担当の早石です!

大阪府高槻市では、昨年(2023年)1年間の特殊詐欺の被害件数が107件と過去最多に。今回、被害を防ぐ高槻市独自の取り組みが始まっているということで取材してきました。

特殊詐欺被害防止サポーター認定制度

これは、高槻市立消費生活センターや高槻警察署が開催する「特殊詐欺の手口や被害対策」を学ぶ講座の受講者を認定する制度です。

サポーターは自分自身の防犯力を高めるのはもちろん、周囲の人が被害に遭わないよう、講座で学んだ特殊詐欺対策を広め、詐欺に遭いそうな人がいる場合には声掛けを行ったり、警察や消費生活センターへの橋渡し役になったりすることが期待されています。

およそ80人の市民が参加

これまでは公共施設(公民館やコミュニティセンターなど)で勤務する職員、民生委員などを対象に講座を行い、およそ100 人がサポーターに認定されています。この日は初めて一般市民を対象に講習が行われました。

高槻警察からのおはなし

詐欺の手口を知って、被害を防ごう!

講習会では講師を務める消費生活相談員から、特殊詐欺の様々な手口、すぐに実践できる被害防止対策などを学びました。

相談員の話を熱心に聞く参加者

サポーターの心得

①まずは特殊詐欺被害から自分を守る
②できる人は近所の人に伝える
③ATMやコンビニなどでだまされている人を見かけたら声をかける
また周りにいる人に協力を求める

講座を受けると「はにたん」がデザインされたシールとバッジがもらえます

参加者の声

「仕事がら高齢者に接する機会が多く、周りの人も含めて特殊詐欺被害に遭わないようにしたいので講習に参加した。説明で、詐欺に遭っている人はしっかりとしていて責任感がある方が多いと聞いて驚いた。身近なところに被害があると聞いたので、私も周りに声をかけるなどして気をつけていきたい」とのことでした。

お金は戻ってきませんよ!!

出前講座をやってほしい
講座は高槻市内の自治会、公民館などの単位で開催してくれるそうです。まずは消費生活センターにお問い合わせください。今回のような講習も今後実施していくそうです。

取材して

特殊詐欺の内容も、新たな手法や手口の巧妙化などで私自身いつ騙されてもおかしくないと感じました。
皆さんのところにも『スマホに大手企業を騙る架空請求メール』や『荷物を持ち帰り再配達を待っていますというSMS』など結構届きますよね。

講習会に参加した一人として、自分の持っている情報をアップデートして周りの人に伝えていきたいと思います。

覚えておきたい防止対策のスライド

取材協力:
高槻市立消費生活センター
高槻警察署
特殊詐欺被害防止サポーターのみなさん