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【3分動画】命をかけたダッシュ!逗子市の津波避難シミュレーション

時速36kmの津波、逃げ切れる自信はありますか?

「時速36kmの速さで襲ってくる津波。速い、私は本当に逃げられるかなと。」※水深10mで発生した場合
(時速36㎞は、100m走のトップアスリートが走る速さと同程度)
津波からの避難は、想像以上に速さが求められます。逗子市では、そのリアルな体験を通じて、津波避難を体で覚える取り組みが行われています。

逗子市小坪地区の津波対策

相模湾に面した逗子市の小坪地区では、予想される津波の高さは最大で12.8m、到達時間は最短9分とされています。
トップアスリート並みの速さで迫る津波から、果たして逃げ切ることができるのでしょうか?

「逗子復幸男女決定戦」とは?

逗子市で開催される「逗子復幸男女決定戦」は、自分がどのくらいの速さで高台へ避難できるかを試すイベントです。全長200m、標高32mのコースを全力で走り、タイムを計ることで、実際の避難能力を測定します。

実際の避難を想定した走り

参加者はお子さんを抱っこしたり、車椅子を使用したりと、実際の避難を想定して走ります。視覚障害を持つ方も参加し、自分の避難能力を試す機会となっています。

「津波てんでんこ」から生まれたアイディア

このイベントのアイディアは、「津波てんでんこ」という三陸地方の言葉から生まれました。津波が到達する前に各自で逃げることを意味するこの言葉を基に、宮城県女川町で始まったイベントが逗子市にも広まりました。

走ってみての発見と自己認識

実際に走ってみると、年齢や健康状態、環境によって避難の速度が変わることを実感します。この取り組みは、自分の避難能力を知るきっかけとなります。

毎年の挑戦で自分の変化をチェック

避難できる速さは年々変わります。毎年挑戦することで、自分の変化を知ることができます。通常の津波避難訓練にイベント性を持たせることで、より多くの人が参加し、意識を高めることが期待されます。