救える命を救うために
J:COM安心安全チーム、茨城県エリアスタッフの小幡です。
茨城県阿見町の二区南自治会では、人が倒れる場面に遭遇した時にすぐに行動できるよう、毎年「いのち守るセミナー」を開催しています。
どんなセミナーなのか取材に行ってきました。
いざ!という時に「AED」使えますか?
皆さんはAEDを使ったことがありますか?
心臓が止まってしまった人に電気ショックを与えるAED。
私は地元の消防署で講習を受けてきました。
しかしなかなかAEDを使う機会ってありませんよね。
阿見町の二区南自治会では公会堂にAEDが設置されています。
自治会独自でAEDを設置しているのは珍しいそうです。
公会堂の隣が公園なので子どもが遊んでいて急に倒れた時に、すぐに使えるので安心です。
でも、AEDがあっても「いざ!」という時に使えるのか不安…。
そこで二区南自治会では毎年セミナーを開催しているんです。
「いのち守るセミナー」を開催
セミナーは毎年、地域住民から対象者を限定し開催しています。
昨年は敬老会で高齢者が受講し、今年は二区南育成会子ども会が参加。
阿見消防署員から心肺蘇生法やAEDの使い方を学びます。
通学路や公園など、いつAEDを使う時が来るかもしれないので皆さん、ジブンゴトとして真剣に取り組んでいました。
受講した「二区南育成会子ども会」の増渕会長は「今回の経験が人の命を助けるために役に立てれば良い」とセミナーの重要性を強く感じていたようです。
誰もが救命サポーター
二区南自主防災会の小林本部長代行は「子どもは未来を創るわけですから、守らなければいけない」と、このセミナーで終わりではなく、繰り返し行う事の必要性を伝えました。
心肺蘇生法やAEDの使い方を知り、繰り返し体験することで「いざ!」という時の迅速な対応に繋がっていくことを今回の取材で改めて感じました。
取材協力:阿見町二区南自治会