町内会独自の防災マップ!
J:COM安⼼安全チーム、札幌担当の菅原です。
札幌市厚別区 下野幌町内会。
野津幌川に面した自然豊かな地域です。
この町内会では令和3年12月に町内会独自の防災マップを作成しました。
札幌市でも公開している防災マップが複数ありますが、どうして防災マップを作ろうと思ったのでしょうか…。
防災マップを作成した、森さんにお話を伺いました。
➊水害が想定される地域
下野幌町内会は野津幌川に面した地域で、過去に川の水が溢れたことがあるなど水害が想定される地域です。
また、昨今は温暖化の影響によるゲリラ豪雨(線状降水帯)の発生など、川の氾濫の可能性も高まってきていることから独自の防災マップを作成しました。
❷自分たちが住んでいる地域を知る!
札幌市の浸水ハザードマップはありますが、町内会の詳細が記されたものがあるとわかりやすいのでは?ということで、想定される浸水の深さを色分けして配置したほか、土砂災害警戒区域、指定緊急避難所、AED設置場所、消火栓、公園などをマップに落とし込みました。
また、下野幌会館は災害時の「要支援者優先避難所」として設置しました。
これは指定緊急避難所(学校)の体育館に避難しても、高齢者や体の不自由な方などの要支援者は、過度のストレスがかかることが予想され、また冬期の避難の場合、体育館だと暖房が十分に行き渡らないのではないかー、ということから町内会独自で要支援者優先避難所を作りました。
要支援者優先避難所には、十分な暖房は勿論、毛布、発電機、携帯トイレ、水、防災食などを備蓄しているということです。
❸日頃から防災意識を持ってもらう!
地域住民の防災への関心度は高まりつつあるとのことですが、森さんは、「今後もより一層、防災への意識を高めてもらうために、防災マップを活用してほしい」と話していました。
取材協力:下野幌町内会