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【3分動画】えっ!?歌舞伎で防犯啓発

「詐欺防止、思い込むより、まずまず、確認すべえ」

埼玉県小鹿野町には220年以上続く伝統文化、小鹿野歌舞伎があります。町中が役者とも言われるほど、この歌舞伎は町に深く根ざしています。

その中で特に注目すべきは、「子ども歌舞伎」が行う防犯啓発活動です。
子どもたちが歌舞伎を演じる際、防犯に関する台詞を盛り込むという、ユニークな取り組みを行っています。例えば「白浪五人男」という演目では、「振り込め詐欺に対する注意」の台詞を取り入れています。

この取り組みは、地元警察からも評価され、交通安全運動の出陣式やビデオでの啓発に使用されるなど、さまざまなイベントで披露されています。
また、2023年10月には「埼玉県防犯のまちづくり県民大会」で地域安全功労団体に表彰されました。
 
この「子ども歌舞伎」は、特に高齢者からの評判が高く、「孫くらいの子に言われたら…」と目を細めて聞いてくれる高齢者も多くいます。また、観劇を通じて、防犯に対する意識が高まるという効果が見られています。

このような取り組みは、歌舞伎だけでなく、地域の子どもたちの劇やお遊戯会などにも取り入れてみると良いかもしれません。子どもたちが演じる劇を通じて、安心安全についてのメッセージを伝えることは、非常に効果的な防犯啓発活動と言えます。

子どもたちが歌舞伎を通じて防犯啓発活動を行う、この小鹿野歌舞伎。
伝統文化と防犯啓発が融合したこの取り組みは、地域の安全を守るための新たな可能性を示しています。