遠慮はNO、配慮はGOOD! 聞こえない人との防災訓練

耳が不自由で、聞こえない人や聞こえにくい人と、避難所の立ち上げメンバーが、ペアになって行動する防災訓練があります。
避難所は、ただ避難する場所ではなく、さまざまな背景を持った人たちが集まる一つの地域です。特に聴覚障害者を含め、配慮が必要な人々への対応が重要です。
もし大災害が発生し、避難所での生活を余儀なくされた場合、健聴者が知っておかなければならないのは、聴覚障害者が感じる不安や躊躇です。避難所運営を中心的に担う人たちが、準備しておくべきは、備蓄品だけでなく、配慮を必要とする人とのコミュニケーションです。
訓練プログラムの中には、筆談や手話、ジェスチャーゲームも含まれています。聴覚障害者の不安を取り除くには、第一にコミュニケーション。災害時、余裕がない状況でも、実際の避難所で協力し合うことを学びます。
この訓練は練馬区聴覚障害者協会と練馬区、それに避難拠点運営連絡会が続けています。会場は毎回変わり、聴覚障害に対する理解者を増やそうとしています。