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子どもを守る!「本気の防災教育」

J:COM安心安全チーム、神奈川担当の林です。

こどもたちは夏休み!
藤沢市辻堂地区では、地元の子どもたちを対象にした防災講座「体験・実践チームレスキュー」がスタートしました。

この講座は「大人がいない時でも、自分の命を守る行動ができるようになろう!」を目的に、辻堂地区防災協議会と辻堂青少年会館の共催で2018年から始まったものです。

全7回(5月~12月まで)の連続講座でしっかりと防災について学びます。
夏休みに入ったばかりの7月22日(月)は、3回目のカリキュラム「辻堂地区の防災拠点・消防署施設見学」が実施されました。

津波避難ビルへの避難の仕方を知る!

緊急時の鍵の開けるところから、屋上までの避難経路をしっかり確認!
「あの建物よりこっちの建物に逃げた方がいいね」屋上から見ると新しい発見がたくさん!

「体験・実践チームレスキュー」を始めた理由は…

海岸に近い辻堂地区は、多くのエリアが津波災害警戒区域に指定されています。子どもたちだけで遊んでいる時に、地震が発生し、津波が襲ってくる可能性があります。そんな時に子どもの命を守るためには、どんな方法があるのか…

そこで地域で考えられたのが、子どもたちに「本気の防災教育」を学ぶ機会を与えることでした。
子どもたちが、しっかりとした防災知識を身に着けていれば、大人に頼らず、いざという時に自分で考えて落ち着いた行動ができるようになります。
そのために「体験・実践チームレスキュー」は、1回の講座で終わるのではなく、全7回の体験型カリキュラムを組み、継続的な「本気の防災教育」をおこなっているのです。

「体験・実践チームレスキュー」のカリキュラムを考案した 辻堂地区防災協議会 小川雄二郎会長
アジア防災センターの理事長を務める防災スペシャリスト!

次回は、9月に「防災まち歩き、防災地図作り、避難所体験」を実施予定。
地域の危険箇所と、防災設備の場所がわかる防災マップの作成に加え、なんと1泊2日で避難所生活も体験します。

さらに11月には、地域の総合防災訓練に参加予定。
様々な経験を重ねることで、12月の修了式を迎える頃には、大人も顔負けな「レスキュー隊員」に成長していることでしょう。

藤沢市南消防署 辻堂出張所も全面協力!はしご車の搭乗体験も実施

取材協力:辻堂地区防災協議会・辻堂青少年会館・藤沢市南消防署 辻堂出張所
※今年度の「体験・実践チームレスキュー」の参加募集は締め切られています