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【3分動画】雨水タンク「雨タン」で水源を確保、災害時の備えに

水の確保は、日常生活はもちろん、災害時にも重要な要素となります。そこで東京都国立市では雨水を活用しようと雨水タンク通称「雨タン」の設置を行っています。

この「雨タン」は主に個人宅に取り付けられ、日常時の花の水やりや洗車、夏の打ち水などに使われています。

国立駅の北側、北二丁目みどり会エリアは木造住宅が密集し、井戸や河川などの水源がない地域であるため、災害時の水の確保が課題となっていました。
そこで15年ほど前、当時の防災部長が雨タンの設置を提案しました。
これは、災害時に水が出なくなったときのためのもので、トイレを流すなどの生活用水として使うことを想定したものです。

雨タンはもともと国立市の環境施策として雨水の活用を目的に始まったもので、市が地元企業から使用済みの容器をもらい受け、希望する市民に無料で配布しました。
みどり会では、住民に災害時の水源になることを説明し設置を進め、雨どいの改造など取り付けの手助けをしました。

現在、みどり会エリアには、200Lのタンクが20基設置され、日常的に活用されています。雨タンは、水資源を大切にすることであり、同時に災害への備えにもなります。

防災のためという一つの目的の道具だとしまったままになり、いざという時に使えない状態になってしまうこともありますが、生活の一部になることで、いつでも使える状態がキープできます。
また、青色の同じタンクを使うことで、この家に緊急時の水があるという情報を地域住民が共有できます。

水資源を大切にし、災害への備えをすることで、私たちの生活はより安心で安全なものになります。


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