「長山文化」ってなに?
J:COM安心安全チーム、茨城担当の小幡です。
茨城県龍ケ崎市で防災に独特の取り組みをしている自治会があると聞いて長山地区にやってきました!
防災で文化って何だろう?とても気になりますよね。
アイデア満載!長山地区の安否確認訓練
まずは災害時の安否確認訓練です。
災害発生時に無事であれば、すぐ「無事です」カードを玄関に表示!
これで救助を必要としている人をいち早く見つけることができるんですね。まずは習慣づけることが大切です。
カードが手元にない場合は、緑色の市の燃えるごみ袋を代用して無事を伝えるルールになっているんです。
これはナイスアイデア!
今では安否確認訓練に8割近くの世帯が参加。
年々、参加世帯は増加しているそうです。
防災企画委員会を結成!
長山地区には9つの自治会があり、自治会役員は輪番制で毎年交代するので、防災に不慣れな住民同士で訓練をするなど、地域防災の引継ぎに課題があったそうです。
これはどこの自治会でも課題になっていそうですね…。
その課題を解決するために、5年前から防災士や有識者を中心に防災に特化した委員会を結成したのです!
「地区防災計画」の作成や「災害対策本部体制」を整備し、住民の安全を最優先に防災訓練などを計画・実行しています。
長山文化とは
この地区は東京へ通勤するサラリーマンのベッドタウンとして開発され、住民同士の関係性・絆が弱い地域だそうです。
そのため、災害時の協力体制が取りづらい風土と考えられています。
防災企画委員長の田賀さんは…
「防災活動を手段として、相互に助け合える風土を醸成し『共生』の文化を長山地区に根付かせる。それが長山文化!」
…と話していました。
この防災企画委員会の願いが「長山文化」となって、地域の安心安全に繋がっていくのだと、取材を通じて強く感じました。
取材協力:長山地域コミュニティ協議会 防災企画委員会