楽しく、防災を考える
J:COM安心安全チーム、福岡担当の谷川です。
みなさんは、どんな防災対策をしていますか?
ハザードマップは確認していますか?
日頃から防災を身近に考え、対策ができるアプリを福岡工業大学の研究室が開発したという情報を入手しました。
どのようなアプリなのか、取材してきましたよ。
「防災GO!®」で防災意識を向上!
アプリの名は、「防災GO!®」。
福岡工業大学 社会環境学科の上杉研究室と森山研究室、株式会社CTIグランドプラニングが協同で開発したとのことです。
位置情報データと地域の防災情報を組み合わせた優れものです。
ハザードマップなどの災害情報は、見慣れていないと「いざ」という時に戸惑ってしまいますよね。
このアプリには、「日頃から関心を持って親しんでもらいたい」という想いが詰まっています。
実際にどういうことが出来るかというと…。
スマホで地図を見ながら、身の回りの危険箇所や避難所などを実際に見て回ることが出来ます。
また防災に関するクイズを解きながら、身近な災害リスクや避難経路などについて学ぶことが出来ます。
授業でアプリを検証!
4月25日には、社会環境学科の授業でアプリの利用検証が実施されましたよ。
学生たちは、アプリをインストールして説明を受けた後、アプリを見ながら学校周辺を歩き、危険箇所のリサーチを行っていました。
大学周辺以外の地域に向けてはリリース準備中!
アプリを開発した上杉准教授は、「防災の情報を理解したうえで、実際に目で見て、学んでほしい」と話します。
現在は、福岡工業大学周辺バージョンのみリリースされています。
今後も、実証実験と修正を重ね、大学周辺以外でも利用できる一般向けのアプリとしてリリースの準備を進めているそうです。
台風や大雨、地震などに備え、事前にハザードマップや避難所を確認することは重要です。
楽しく防災を学べる「防災GO!®」。
一般リリースされるのが待ち遠しいですね!
取材協力:福岡工業大学