【3分動画】被災した子どもたちに『遊び』を!
ある防災イベントの会場で、紙コップやペットボトルなど、普段家にあるようなものを使って、子どもたちがおもちゃを作っています。
単なるおもちゃ作りのワークショップのように見えますが、この活動には大切な意味があるのです。
災害が起きた時、子どもたちは恐怖感や喪失感など、強いストレスを感じます。そんな辛い気持ちを、おもちゃ作りを通して少しでも軽くしようというのが目的です。
西東京市の「おもちゃ工房TSUNAGU」の代表・岩穴口さんは、東日本大震災を経て、子どもの心のケアには「おもちゃ」や「遊び」がいかに重要であるかを知りました。
たとえ災害時におもちゃを持ち出せなくても、目の前にあるものでおもちゃが作れるということを知ってもらうのが大切だと言います。
さらに、おもちゃは「多世代交流のツール」にもなると考えていて、子どもと一緒におもちゃで遊ぶことで、大人にとっても「心の栄養」になるそうです。
いざという時に備え、普段から身近なものでどんなおもちゃが作れるかを考えておくこと。また、非常持ち出し袋には、遊びにも使えるような材料を一つ入れておくと安心ですね。