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札幌 冬の災害「家庭での備え」

J:COM安⼼安全チーム、札幌担当の菅原です。
1月13日(月・祝)札幌駅前通地下歩行空間で行われた「ほっかいどう防災ひろばinチ・カ・ホ」。前回に引き続き、この日の模様をお伝えします。
今回は「札幌 冬の災害、家庭での備え」についてです!

「家庭で備える「さっぽろ防災」」と題して行われたこのイベント。
はじめに、冬に大地震が起こった場合の人的被害(想定)についてお話がありました。(※冬・朝5時 月寒断層の場合)
この場合、死者 936人、負傷者 6,379人、そして要救助者が凍死することを加えた場合、死者が4,911人にもなります。

ライフラインの応急復旧が完了するまでの日数は、冬に災害が発生した場合、上・下水道 27日、電力 ・通信 7日、都市ガス40日と夏よりも復旧に時間がかかることがわかります。

長期間、生活インフラが使えなくなると避難所や在宅での避難生活が余儀なくされます。その時に大切なのが「備蓄」です。ステージでは「在宅避難のための備蓄」についてお話がありました。

また、日ごろの備蓄の心構えとして、ローリングストックについても紹介されていました。ローリングストックとは、いつも食べている食品を少し多めに買いおきして、賞味期限がせまったものから使い、使った分を買いたして備蓄を続ける方法です。

■札幌市ホームページ

冬の地震と停電が同時に起きた場合の備えについても話していました。
■冬ならではのポイント
・電源不要のポータブルストーブの用意
・温かい食事がとれるように、カセットボンベとカセットコンロの用意
・常温で保存できる食品は、体が冷えにくい

札幌でもいつ大地震が起こるかわかりません。避難所生活、在宅避難、何れにしてもローリングストックや、防災備蓄の点検など日頃から災害への備えをしておきたいですね。

取材協力
■ほっかいどう防災教育協働ネットワーク「ほっかいどう防災ひろばinチ・カ・ホ」協働プロジェクト推進チーム
■札幌市