見出し画像

道路を一時避難場所にした町

災害が発生したら、自治会はすぐに安否確認や救助を行います。
拠点となるのは「一時(いっとき)避難場所」です。
神奈川県相模原市の久保原自治会では、その「一時避難場所」を道路に設置することにしました。

そもそも道路に人が集まって大丈夫?

自治会が相模原市に相談したところ、交通量が少なく、道幅が広い道路を一時的に避難場所にできることが判明。
ただし、救急車や消防車などの緊急車両が通れるようにすることが条件です。

以前は、どうだった?

道路を「一時避難場所」にする前は、線路が横断しているため迂回し、歩いて20~30分かけて指定の避難場所まで避難するしかありませんでした。
道路を「一時避難場所」にしたことで、一番遠い場所からでも5分で避難できるようになったのです。

一時避難場所でイベントを開催!

また道路の「一時避難場所」で地域イベントを開催しているため、住民にとって馴染みがある場所になっていることから、迷わずに避難できるようになっています。

近くに避難場所ができて避難しやすくなったことで、地域の高齢者には安心感が生まれているそうです。
避難スペースが無くても、道路で住民の安否確認と救助活動がすぐにできるようになった珍しい事例となっています。