地域の防災情報をまとめたイエロー&レッドブック
J:COM安心安全チーム、神奈川担当の小澤です!
普段は番組制作を中心におこなっていますが、noteの方でも地域の安心安全に関する記事をドンドン取材・掲載していきたいと思います!
国土交通省が発表した「地震時等に著しく危険な密集市街地」
今回ご紹介するのは、番組「こちらJ:COM安心安全課」でも取材させていただいた横浜市中区の「住みよいまち・本郷町3丁目地区協議会」です。
この地域は坂や細い道が多く、比較的古い木造住宅が密集しているため、2021年に国土交通省が発表した「地震時等に著しく危険な密集市街地」にも指定されています。
協議会では番組でご紹介したように、防災公園を開園したり、防災広場を整備するなど、様々な防災の取り組みを実施してきました。
残念ながら番組では紹介することができなかったのですが、実はもう一つ、この地域で行っている防災の取り組みがあるのです。
それが、こちら! 2つの防災用ハンドブックです!
こちらのイエローブックは「大地震+豪雨・風」に関わる防災情報をまとめた地域住民用の冊子です。冊子の中には、地域の防災マップの他、地震後の行動や風・大雨の備えなど、様々な防災対策が掲載されています。
コンパクトなA5サイズになっていて、角には穴が開けてあるので、紐を通して玄関先等、目立つところにかけておく事が出来ます。
そして、発災直後の行動マニュアルが書かれているのがレッドブックです。
この冊子には、安否確認マニュアルや災害弱者への対応の仕方、対策本部の立ち上げ方法などスタッフ向けの内容を掲載。
誰でもスタッフになって対応できるようなマニュアルになっていて、普段は防災倉庫に保管されているそうです。
協議会の会長を務める飯尾さんは…
「今後も少しずつではあるが、ハンドブックを地域に合わせてアップデートしていきたい」
…と話していました。
自分たちの住んでいる街の地形を理解し、しっかりと防災対策を行っている「住みよいまち・本郷町3丁目地区協議会」の皆さん。
取材時の2023年8月頃、今後は要援護者の支援制度も考えていきたいと仰っていました。
取材協力:本郷町3丁目地区協議会(横浜市)
こちらJ:COM安心安全課 避難所を自分たちで作った街 https://youtu.be/GQv0HQOoYe8