【3分動画】夜道の不安を照らす!「一戸一灯運動」
夜道の暗さが住民の不安を煽る
夜道が暗いと感じるとき、私たちはとても不安になりますよね。
埼玉県上尾市の陣屋町内会では、そんな夜道を明るくし、犯罪を防ぐための取り組みが行われています。
街頭の夜間照度調査から始まった改善活動
この地域は急速に住宅化が進み、狭い道路が多く、夜間の暗さが住民の不安を増大させていました。
かつて町民にアンケートを取った結果、町内の夜道が「暗い」と感じている住民は全体の8割にものぼりました。
そこで、近隣の芝浦工業大学と共同で行った街頭の夜間照度調査を基に、町内の暗い場所を特定し行政に報告。その結果、約2年かけて90カ所に街灯の新設やLED電球への交換を行いました。
住民の意見を反映した一戸一灯運動
しかし、改善後もなお「暗い」と感じる住民が約半数いたため、町内会はさらなる対策として「一戸一灯運動」を開始。
各戸の門灯などを「夜間も点灯し続ける」という条件で明るいLED電球への無償交換を進め、夜間の防犯力を高めました。
明るい街への変化と今後の展望
近所に住む町民は「14・5年前と比べて街はずいぶん明るくなりました」と話します。町内会では住民の力を借りながら、さらに明るく安全な街を目指しています。
宅地開発で変わる防犯課題と住民の取り組み
宅地開発により住民が急増した地域では、防犯課題が顕在化します。
陣屋町内会のように、住民の意見を取り入れ、不安要素を取り除く取り組みが重要です。
継続的な改善で安心安全な街づくり
住民の安心と安全を確保するためには、一度の改善だけで満足せず常に次の一手を考え、街のアップデートを続けることが必要なのですね。