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専門家に聞く!どうする!?避難時のワンちゃんの食事

J:COM安心安全チーム、神奈川担当の林です。

ここ数年、ペットと一緒に避難できる避難所が増えています。
でも、突然の環境の変化に体調不良を起こすワンちゃんも少なくありません。避難先でもワンちゃんに健康に過ごしてもらうために、専門家はどんな準備をしているのでしょうか?聞いてみました!

お話を伺ったのは…鎌倉市で「犬の手作りご飯薬膳講座」を主宰している栗原さん!
3匹の柴犬と共にペットのための防災啓発もおこなっています!

非常持出袋には、栄養たっぷりの乾物をプラス!

栗原さんのペット用非常持出袋には、水・ツナ缶・いわしなど魚の水煮缶(塩分フリー)・粉末の出汁・食べる小魚・フリーズドライのみそ汁の具(ネギなし)が常備されています。どれも、日持ちがする・栄養たっぷりのものばかり。
非常持出袋に、このような物をプラスしておけば避難生活が長引いてしまった時や、ドッグフードを切らしてしまった時に代用することができます。

栗原さんのペット用非常持出袋に常備されている保存食

フリーズドライのみそ汁の具は、避難先の万能食材!
包丁を使わずお湯を注ぐだけで、色々な野菜の栄養分が摂れるフリーズドライの味噌汁の具。避難先の食事は炭水化物が多くなってしまいがちなので、とても重宝します。
例えばご飯と混ぜたり、水煮缶と混ぜたりするだけで簡単にバランスの良い食事になります。
ただし、玉ねぎ・長ネギ・ニラなど、ワンちゃんが食べていけない物もあるので材料はちゃんとチェックしてくださいね。


【お水+粉末だし】で脱水を防ぐ!
いつもと違う環境に置かれストレスを感じると、ワンちゃんは水を飲まなくなることがあります。
水分がとれないと脱水症状を引き起こし、夏場は特に危険!
様々な病気を引き起こす原因になってしまいます。
そんな時に栗原先生がおすすめするのは、お水に粉末出汁・青のりなどを少しプラスすること!味と、においがつくことで水を飲んでくれるし、栄養も摂れるし、一石二鳥なんだそうです。

出汁入りのお水は、防災イベントでワンちゃんたちに大人気でした!
※写真提供:栗原さん

飼い主さんと同じ物を食べることは、ワンちゃんの心の安定にもつながる!
ワンちゃん用の備蓄品ですが、どれも人間も食べられる物ばかり。
飼い主さんの兼用の備蓄品として備えておきたいですね。
しかも、飼い主さんと同じ物を食べることは、ワンちゃんの心の安定にもつながるそう。日頃から少しずつ普段の食事に混ぜたり、おやつとして与えたりと、味に慣れさせておくと非常時のワンちゃんのストレス軽減にもつながります。ぜひ取り入れてみてくださいね!


取材協力:ワンコ薬膳 栗原公子さん