「小倉南区総合防災訓練」~小倉南区役所×徳力校区まちづくり協議会~
J:COM安心安全チーム、北九州エリア担当の今石です。
11月16日、北九州市小倉南区で総合防災訓練が実施されました。
取材にお伺いしましたので、その模様をお伝えします!
河川氾濫を想定した防災訓練
小倉南区では、区役所と地域が連携し、年に一回住民参加型の防災訓練を実施しています。今年は「河川氾濫」を想定した訓練が徳力小学校と紫川河畔公園で行われ、地域の人など約200人が参加しました。
特筆すべきは、紫川河畔公園で行われた水防訓練です!
板とフックを使った簡易的な水防工法なのですが、防護柵(ガードレール)に板を取り付けると土嚢のかわりになるそうです。
参加者は「土嚢だと何個も積まないといけないが、今回作った板だと、結構な範囲を一回でカバーすることができるので効率があがる」と興奮気味に話していました。
「備えない防災」ってご存知ですか?
ところで皆さん「備えない防災」って聞いたことありますか?
近年注目されている防災に対する考え方で「フェーズフリー」とも呼ばれ、災害時と平常時の区別をなくし、日常生活の中で災害への備えを取り入れることだそうです。
この日の訓練では、「備えない防災」をテーマにした企業による展示ブースが設置されました。
たとえば、このカレンダー。裏にはSOSの文字が大きく書かれています。日常生活で使うカレンダーが実は防災グッズなんです。
なぜ、備えない防災「フェーズフリー」が注目されているのか?
フェーズフリーは、日常生活の中で自然に防災対策を取り入れるため、特別な準備や大きなコストがいらないのが特徴です。
これにより、誰でも簡単に始めることができますよね。
普段から使う家具やインテリアも、防災対策を考慮した選び方をするとそれが「フェーズフリー」となります。
取材を終えて
今回の訓練の想定は「河川氾濫」でした。
河川氾濫のリスクが高いことから想定されました。今回の取材を通じ、自分の住んでいる場所や活動する場所の災害リスクを知ること、それを踏まえた訓練を繰り返し行うことの大切さを感じました。
また「備えない防災(フェーズフリー)」の考え方。
日常生活の中で自然に防災の備えを取り入れる。
私も意識したいと思いました!
取材協力:小倉南区役所、徳力校区の皆さん、出展・協力企業ほか