「南つくし野」の防犯と美化を守るパトロール隊
こんにちは!J:COM安心安全チーム、神奈川担当の小澤です!
今回ご紹介するのは、ボランティアの防犯パトロールを実施している町田市の「南つくし野自治会」です。
12月の半ばにパトロールに同行させていただいたので、その様子をお伝えします!
カンカンカン!「安全で安心できる街づくりに ご協力ください!」
拍子木(ひょうしぎ)のよく鳴り響く音を出してパトロールしているのは、
南つくし野自治会の防犯ボランティアの皆さん!
「南つくし野」では5つの支部に分かれてのパトロールや、役員本部のパトロール以外に、有志を募った防犯ボランティアの団体があります。
防犯ボランティアのパトロール隊は、5つの支部にそれぞれある公園の
名前から名付けられており、取材した日は2丁目の「つばきボランティアパトロール隊」の防犯パトロールが実施されていました。
先頭の人がハンドマイクを持って、「登下校の見守りのお願い」など防犯を呼びかけます。
カンカンカン!昔はよく火の用心のパトロールで使われていた拍子木。
私にとっても少し懐かしい音でしたが、なぜ防犯パトロールの時に使っているんでしょう?
「最初はハンドマイクだけだったんですけど、全然声が響かないので、拍子木がいいんじゃないかって話になって使い始めました。
この音がすれば、『防犯パトロールをしてくれているんだな』と住民にも
思ってほしいなと思ってます。」
そう答えてくれたのは、自治会の最上会長。
また、この日参加していた「つばきボランティアパトロール隊」の皆さんは、ビニール袋とトングを片手に街の掃除も行っていました。
防犯パトロールをしながら地域清掃をおこない街をキレイにする事が、街の犯罪の抑止になっているという事なんです!
また「南つくし野自治会」ではパトロールに使用する青色パトロール車も所持しています。パトロール以外の時は自治会前に停車されていますが、実は青色パトロール車のトランクには「防災グッズセット」と消火栓に設置する「スタンドパイプ」を搭載しているんです!
これも、自治会館の中で眠っていても意味がないと、車に積んでおけば火災が起こった時にすぐに青色パトロール車で駆け付けられるというメリットがあるという事だそうです!
こうした活動を地道に続けた結果、令和元年に「安全・安心なまちづくり関係功労者表彰式」で内閣総理大臣賞を受賞しました。
最上会長は「コロナ禍から少しずつ日常が戻ってきています。地域の中にはコロナ禍で行動が制限されていた分、今は人と関わりたいと言ってくれる人も増えています。そういった方にもボランティアでいいので、防犯パトロールや自治会のイベントなどに参加してほしいと思っています」と仰っていました。
取材協力:南つくし野自治会
https://minamitsukushino.wordpress.com/