親子で一緒に災害への備えを学ぶ
J:COM安心安全チーム、下関エリア担当の山口です!
下関市にある清末幼稚園で12月20日、防災出前授業が行われました。
その模様を取材しましたので、お伝えします!
今回の授業のテーマは、「子どもの命は親が守る」。
地域住民で組織する清末・小月自主防災会が企画したもので、園児と保護者など約100人が参加しました。
授業では、自主防災会のメンバーがスライドを使って災害の備えなどについて丁寧に説明していました。
落雷から自分の身を守る「雷しゃがみ」
授業の中でも参考になったのが落雷から身を守る方法です。
そういえば、昨今はゲリラ豪雨などで、雷がよく発生していますよね。
そんな時は、落雷から自分の身を守る大事な行動があるんだそうです。
その名も“雷しゃがみ”
姿勢を低くして両手で耳をふさぎ、つま先立ちになるという行動です。
姿勢を低くして両手で耳をふさぐのは…
・上からカミナリが落ちるのを防ぐため
・雷鳴から鼓膜を守るため
つま先立ちになるのは…
・地面から流れる電流に備えるため
※地面との接地面を最小限にして、もし、地面からの電流が足から進入しても、両足の足先を合わせていれば、電気は足先を通ってもう一方の足へ流れ、電気をUターンさせて地面に返すことができるそうです。
子どもと親がペアになって地震から身を守る 「親子だんごむしポーズ」
そしてもっとも怖いのが地震ですよね。
地震の際、親子で身を守る行動があるそうです。
その名も“親子だんごむしポーズ”
しゃがんで親が子どもを包み込む姿勢です。
この姿勢をとるのは…
・強い揺れによる転倒の予防と揺れで体を飛ばされないため
・あごを引き頭を下にして体を丸くすることで大切な内臓を損傷から守る
・顔と首を守るため
大切なのは、できる範囲で「危険の少ない安全な場所に動く」とのこと。
モノが「倒れてこない・落ちてこない・動いてこない」場所を見極めたいですね。
出前授業で学ぶ災害への備えの大切さ
そのほか出前授業では、非常時の持ち出し品として何を準備すればよいのか、また危険箇所が分かるハザードマップの見方、さらには簡易トイレの使い方など災害時に役立つ情報がレクチャーされていました。
今回の防災出前授業を企画した「清末・小月自主防災会」專田会長は、“この取り組みを幼稚園から小学校・中学校と広げて、災害に強い街づくりを目指していきたい”と話していました。
いつ起こるか分からない災害。
その備えの大切さを園児や保護者など参加者は、授業を通じて改めて認識する良い機会になったと思います。
小さなお子さんがいらっしゃる家庭は、是非、雷・地震から「我が子を守る行動」参考にしてみてください!
取材協力:清末・小月自主防災会
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清末小月自主防災会 (@bosai_kiyosueozuki)